<有田家・リビングにて>
6年後。
子供たちは今日、小学生になった。
菜月「和樹、蘭、菜那、今から私の実家に行くよ。」
和樹「パパ、ママのどこが好きなの?」
樹「優しいところと一途なところ。」
菜那「ママ、顔が赤い。」
菜月「和樹、菜那も準備しないと置いていくよ。蘭はお利口だね。」
蘭「ママ、お菓子を持っていてもいい?」
菜月「いらない。実家にお菓子がたくさんあるよ。」
蘭「やった〜。たくさん食べてもいい?」
菜月「パパに聞きなさい。」
樹「たくさんは食べたら明日からお菓子を禁止するからね。」
蘭「いやだ。」
樹「なら我慢しなさい。分かった?」
蘭「は〜い。」
菜月「準備出来た?出発するよ!」
私たちは轟家に向かった。
今日はお祝い事で馬宮家も集合していた。
6年間の間に轟家と馬宮家には新たに家族が増えていた。
颯人兄が3年前に結婚し、子供(長女、次女)が2人いる。
和哉兄が1年前に結婚した。子供はいない。今、不妊治療中。
陽兄が半年前に結婚し、子供(長男)がいる。
幸兄が今年、結婚予定。しかもできちゃった婚。奥さんのお腹の中に双子の子供がいる。
予定日は今年の夏ごろ。
武田家は4年前、一平叔父が病気で亡くなった。
そのため、和人と梨穂は馬宮家が養子縁組をして、家族になった。
<轟家・リビングにて>
菜月「ただいま。」
颯人「おかえり。」
菜月「和樹、蘭、菜那、2階で遊んでおいて。」
子供たちは2階にいった。
菜月「庄平、元気にしてた?」
庄平「うん。颯人兄も和哉兄も結婚してから実家には帰ってくる回数が減り、親たちが寂しそうにしてる。」
香織「菜月!」
菜月「香織母さん!真人父さん!って。真人父さん、もしかして料理を始めたの?」
真人「うん。香織がいつも楽しそうに作っているのを見て、俺もやってみたいと思った。」
菜月「香織母さん、よかったね!」
香織「うん。真人さんと料理してみたいと思っていたから。」
菜月「幸せで良かった。」
南朋「菜月〜!」
南朋兄は私に抱きついてきた。
菜月「南朋兄さん!瑞希兄さん!久しぶり。苦しいから離れて。」
南朋「ごめん。あまりにも嬉しかった。」
樹「南朋さん、瑞希さん、仕事には慣れた?」
南朋「意外と慣れないね。今でも、庄平やお父さんに聞くことが多い。」
瑞希「庄平は覚えるの早いから、俺たちは負けていられない。」
庄平「そんな。」
真人「庄平はすごいよ。来月から颯人の専属秘書としてね。」
庄平「え?颯人兄さんは知っているの?」
颯人「うん。昨日、お父さんから聞かされてた。来月からよろしく。」
庄平「よろしく。」
菜月「私も働きたいけど、育児で精一杯。なんか庄平は昔のような庄平ではないね。私が知っている庄平はもういないね。」
庄平「俺は変わってない。今でも昔のままだよ。」
菜月「すごく変わった。実はみんなに報告がある。」
樹「菜月?」
菜月「妊娠した。先月、病院に行って検査したら妊娠が分かった。今は妊娠3ヶ月。しかも、今回は双子で男女。樹、黙っててごめん。どうしてもサプライズをしたかった。」
樹「本当に?」
菜月「和哉兄さん。」
和哉「うん。菜月は妊娠した。病気の再発はない。ほぼ完治したと思っていい。」
樹は私を抱きしめた。
もちろん家族全員が喜んでくれた。
予定日は夏から秋ごろ。
今年はたくさんのお祝い事があった。
来年もたくさんのお祝い事がありますように。
END