ゐちご。のメモ帳*2020.03男の子ママ* -60ページ目

ゐちご。のメモ帳*2020.03男の子ママ*

妊娠・育児中の心身・赤ちゃん・周囲の様子などのメモブログ。

ボクちゃんが産まれたことで、
晴れてママとして育児をスタートしました。

が、

それも束の間。

まさかまさか、
生後3日で母乳育児を断念することになりました。





産後3日目の夜のこと・・・


毎日毎時間おっぱいを吸ってもらっていたことで、
少しずつ母乳が出始め、胸もパンパンに張っており、
「今夜が張りの山場だから頑張んなね」
と、姉御助産師さんに言われていました。

(ボクちゃんを取り上げてくれたのが姉御助産師さんだったので、
入院最後の夜に担当でついて下さりかなり嬉しかったですラブ


張りで痛む中、どれだけ母乳が出てきているのかドキドキワクワクしながら、
体重計のある指導室にてボクちゃんに授乳していました。

突然、胸の上全体がギューっと締め付けられるような感覚に襲われ
次の瞬間、目の前が真っ白になりました。

椅子に座っていたのに、気付くとボクちゃんを抱えて
床に四つん這いになっていました。

締め付けられる感覚は続いていて、
咥えられていない乳首からはダラダラと母乳が垂れているのがぼんやり見えました。

直後、過呼吸になり、じんわりと吐き気も

深夜で指導室には誰もおらず、
必死にボクちゃんを落とさないように息を整えました。


なんとか授乳を終えて病室へ戻り、
すやすやと眠るボクちゃんを眺めていると、
また胸の上がギューっと締め付けられる感覚がやってきました。

どうやら母乳が分泌される時の感覚のようで、
勝手に乳首から母乳が垂れてくるのを確認しました。

同時に、また過呼吸に悩まされました。





「なにこれ、こんな風になるなんて知らない」

「こんなに苦しいの耐えられない」

「もう母乳出て欲しくない」

「母乳出てるの気持ち悪い」

「なんでこんな思いしなきゃいけないの」


「せっかくボクちゃんが頑張ってくれたのに」

「母親のくせに弱虫」

「他のママはみんな母乳で育ててるのに」

「具合悪くなるなんて情けない」

「母乳やめたいなんて自分勝手」





あまりの具合悪さにパニックになり、自分勝手な思考に陥り、
それを責める思考で頭が混沌とし、涙が止まらなくなりました。


一人で抱えきれなくなり、ナースコールを押し、
姉御助産師さんに話を聞いて頂きました。





「そうなってしまうママは少なからずいる。
 ホルモンが急激に変化してる時だから、おかしなことじゃない」

「母乳を止めて、気持ちが落ち着くのを待つか、
 搾乳や乳頭保護器を使って間接的に授乳するか、
 方法はいくらでもある」

「それよりも、そういう気持ちを我慢し続けて、
 自分を責めたり、赤ちゃんに当たったり、
 そんなことになってしまうのは悲しい」

「一番赤ちゃんと向き合ってきたのはママなんだから、自分を責めないで」

「10ヶ月も赤ちゃんを育ててきた。
 必死に痛みに耐えて赤ちゃんを産んだ。
 見られたくない・触られたくないのに、
 母乳指導を受けながら、おっぱいをあげ続けた。
 もう十分に頑張ったよ」

「母乳をあげなかったくらいで母親失格にはならない。
 もう立派な母親だから大丈夫」

「今のミルクは母乳と変わらないくらい良いもの。
 母乳じゃなくてもちゃんと育つから安心して」





「よく打ち明けてくれたね。
 
 苦しかったけど頑張ったね」





呼び出しがかかってきたりと忙しいのに、
私の話をゆっくり聞いて下さり、肩を抱いて下さり、
涙が止まらない私に代わってボクちゃんにミルクをあげて下さりながら、
姉御助産師さんはそうおっしゃいました。

姉御助産師さんの言葉一つ一つが優しくて温かくて、
ごちゃごちゃした気持ちを少しずつ整理することができました。





次の日、退院前にシャワーを浴びていると、
またあの感覚に襲われ具合が悪くなりました。

姉御助産師さんから担当を引き継がれた助産師さんにそのことを話しました。





「ホルモンが急激に変化していて、気持ちがナーバスになってしまう人がたくさんいる。
 それに伴って、授乳に対してもマイナスな感情になってしまう人がいて、
 ホルモンが落ち着けば問題なく授乳を再開できる人もいる。」

「けど、ゐちごさんの場合は気持ちじゃなくて、
 母乳が分泌されると具合悪くなってしまう体質なのかなと思う。」

「母乳を止めるお薬は渡しておくから。
 今すぐ決めなくていいし、旦那さんと話し合ってからでも大丈夫だからね」





退院の時間にあわせてパパがお迎えに来てくれました。

パパの腕の中で声を上げて泣き、
その後、母乳を止める薬をパパに見守られながら飲みました。




「よく頑張ったね」

「何も責任を感じることはないよ」

「これからは一緒に頑張ろうね」





この人との子供を授かり、この人と結婚できて、
本当によかったなと思いました。


親身になって下さる産院で出産出来たこと、
恵まれた家族環境で育児が出来ていることに、
心から感謝しております。





私の場合、体質の問題が大きかったですが、
気持ちの問題もありました。

不快性射入反射
(D-MER・ディーマー)

という症状だそうです。


・どんなに体調や気分が良くても、
 授乳すると気持ち悪くなったり、気分が落ち込んでしまう
・赤ちゃんが泣いたり、張っているおっぱいを見たり、
 授乳のことを考えるだけで憂鬱な気分になる

など、授乳に対して不快に思ってしまうそう。


実際、この記事を書くにあたり、授乳のことを考えると気持ち悪くなり、
書いてはやめ、書いてはやめ・・・を繰り返し、
投稿までに2週間ほどかかってしまいました。

母乳が止まった今でも、思い出すと苦しくなります・・・。


でも、ホルモンの急激な変化の影響であり、
決して自分がおかしいわけじゃありません


「授乳が気持ち悪いなんて、母親失格・・・」

そう自分を責めてしまっているママさんがいたら、
どうか無理をしないで欲しい。


そして、母乳育児を頑張っているママさんをサポートする周りの方々にも、
こんな症状があることを理解して欲しい。

ママさんが気持ちを打ち明けられる環境を作ってあげて欲しい。





赤ちゃんとご家族の皆様が、楽しく幸せな毎日を送れますようにお母さん赤ちゃんお父さんラブラブ