父からの電話の内容は
「若いときからバイトをしているからか、しっかりしている印象は受けた。
ただ、話してて本音で話してないな…という部分も感じた」
確かに…それは私も感じた。。。
あ、今なんか誤魔化したなって感じた場面が一瞬あったのだ。
その時何も言わなかったが、やっぱり父も違和感を感じていたのか。。。
そして、父は続ける。
父「父親の素性が分からないというのは、やっぱり不安。もしかしたら最悪の場合、犯罪者になってるかもしれないし。親の病歴なども知っておいたほうがいい。せめて、父親の名前が分かれば…」
私「名前なんて知ってどうするの!?まさか、調べるつもり!?勝手に調べたりしないで!!
」
父「父親の名前くらい本人に聞けばいい。父親が今どこで何してるかくらい知っておいたほうがいい。」
フジオの父親。。。
確かに私も気にならないと言ったら嘘になる。
話を聞く限り、ろくな父親ではないだろう。
正直言って、フジオの父親が犯罪者とかヤクザとか可能性は否定できないなと思っていた。
だから、気にはなるが、下手に関わりたくないというのが本音だった。
「まぁ、聞けたら聞いてみる」
と電話を切った。
父との電話が終わった後、
私の顔を見て、あまり良くない内容だったのだろうとフジオは察していた。
私は
「父が、フジオの父親の素性が分からないのは不安がっている。
お父さんのことなんて…分からないよね…?」
と聞いた。
フジオは
「知らない。名前も知らない。」
と言った。
フジオも勝手に調べられるのは嫌なのだろう。
たぶん嘘だなって思ったが、
フジオに嫌な思いをさせてるという申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまったので、
それ以上は聞けなかった。