[秩父紀行28] 暑い夏にぴったり?浦山のダムとカフェ (2020/8/16) | ドリームハウス南蘭得 - 秩父とダムと鉄道と。

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また、1~2か月に1回程度「秩父紀行」を投稿します(予定)。

この日は久々に浦山ダムへ。

 

以前にも紹介しましたが、浦山ダムは堤体内 (の一部) が一般公開されていて中に入ることができます。

 

実は先日、非公開のダム (ここではありませんが、どこかのロックフィルダムです) の内部に入らせていただく機会があったのですが、非常に暗くて狭くて足場も悪かったです。

一般公開されている通路は安全に通れるようにこのように開放的に整備されているのですが、実際にダムの管理を行う方々が使う通路は必ずしもそうではないということを知りました。

 

堤体内の気温はなんと16度。

30度を超えるクソ暑い屋外から入ってくると、涼しいというより冷蔵庫のような寒さです。

湿度は限界を超えているのでしょうか。

 

さて、最近ダムに興味を持って勉強しているので、少しだけダムについて語ります。

 

エレベーターで堤頂に上がると、このように機械室がいくつか並んでいます。

一見すべて同じに見えますが、1つひとつ役割が異なっています。

 

左の手前が選択取水塔で、右の手前が利水放流用のゲート室、左奥が常用洪水吐のゲート室、右奥がエレベーターです。

 

選択取水塔はダム湖の任意の深さから水を取ることができる施設で、例えばある水深で水が濁っていた時に、下流の水質を守るために綺麗な水深のところから水をとって流したりする時に使います。

 

また、ダムは必要な放流量に応じて発電放流ゲート→利水放流ゲート→常用洪水吐→非常用洪水吐という順に段階的にゲートが使われていきます。利水放流、常用洪水吐のゲート室はその操作のためですね。堤体内に機械室があるダムもありますが、浦山ダムの常用洪水吐は高圧ローラーゲートという上下にスライドするようにして開閉する構造のようです。

非常用洪水吐の機械室が無いのは、浦山ダムは自然越流式といって、ゲートが設置されていなくて限界を超えると自然に越流する方式を採用しているからです。

 

話が長くなりました。

 

ダム湖のそばにあるレストランで昼食。

以前は定番のダムカレーを食べたので、日本でここにしかないというダムラーメン。

カニカマでちゃんとダムの形が再現されていますね。

 

以前、浦山ダムはデザインが独特だという話をした覚えがありますが、

このアーチ橋のようなデザイン、なんと「あの花」で有名な秩父橋がモデルのようです。

ダムのデザインにも秩父らしさが反映されているんですねぇ。今年一番の驚きかも。

 

【 浦山ダムのプロフィール 】 2021年5月現在

完成年: 1999年
形式: 重力式コンクリートダム

堤高 (高さ) : 156 m ★形式で2位
堤頂長 (幅) : 372 m
総貯水容量: 5800万 m³

管理者: 水資源機構

目的: 洪水調節 (F) / 河川維持 (N) / 上水道用水 (W) / 発電 (P)

アクセス:

■秩父鉄道「浦山口」駅 から徒歩15分 (下流側)

□西武観光バス「札所二十九番入口」バス停 (西武秩父駅発着) から徒歩15分 (下流側)

天端へは下流側からエレベーター 又は □秩父市営バス「浦山ダム」バス停からすぐ

※データ引用元: ダムカード

 

続いて、同じく浦山エリアにある鍾乳洞へと向かいました。

あまりにも暑すぎるので、先に鍾乳洞の横にあるカフェに入ることに。

 

カフェラテとかき氷

かき氷の味が何を選んだのかどうしても思い出せないのですが (←衰えの始まり?) 、確かマンゴーだった気がします。

でもカフェラテもかき氷もめっちゃ美味かったし、

暑かったので天国のような気分になれたことは今もハッキリと覚えています。

 

鍾乳洞は撮影禁止でしたが、

中はとても涼しいし、内部は狭くて複雑なので探検気分になれました。

 

今回の観光マップです。

皆さん (←誰?) も涼を求めて秩父・浦山エリアに出かけてみてはいかがでしょうか。 (突然の宣伝風)

 

ということで、今回は以上です。

今日もご覧いただきありがとうございます。

 

※一応、おことわり
・訪問日: 2020/8/16

・国や地元/訪問先自治体からの緊急事態宣言/移動自粛要請が出されていない時期です。
・口に物を投入するとき以外はマスクを常時着用、手のアルコール消毒もこまめに行っています。

 

 

――― 秩父紀行について ―――

 

秩父に魅力を感じ、地元横浜から月に1回ほど通っている私が、秩父の魅力をお届けしています。過去の記事も併せてご覧いただけると嬉しいです。

 

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※番号は個人的な記録用として訪れた順番に付番したものであり、記事の順番とは無関係です。