この日は三峯神社に行ったあと、久々にまつり会館に寄りました。
ここでは秩父夜祭の雰囲気を味わえるほか、秩父の様々なお祭りについて知ることが出来ます。
夜祭で使う山車は20トンもあるそうです。
御花畑駅前には団子坂という短くて急な坂があり、山車はクライマックスにその坂を登っていきます。ただ歩くだけでもキツいくらい急な坂なのですが、そこを20トンが登っていくのだから凄い話です。
そのシーンは生で見てみたいのですが…来年は行けるでしょうか。ちなみに、去年は翌日提出の読書感想文の宿題が終わらなくて断念しました。
秩父夜祭は全国的にも有名な秩父を代表するお祭りですが、冬の夜祭に対する夏の「川瀬祭り」を始め、秩父では大小さまざまなお祭りが行われていて、その数は300以上にものぼると言われています。
また、自然が豊かな秩父では、それにちなんだお祭りも多くあります。
その1つが「塚越の花祭り」で、祭りの前に子供たちが山奥に入って、祭りで撒く花びらをたくさん集めに行くそうです。
他にも、子供たちが祭り運営に参加し、近所の人たちと協力し合ったりして、町全体が一体となって盛り上げているようなお祭りがたくさん見受けられました。
そのような、参加型ではなく全員が主役となったり、あるいは自然を大切にして自然と触れ合ったりするようなお祭り。
それって私たちの身近にあったでしょうか。
私は生まれてからずっと横浜で育った人間ですが、横浜のような大都市でも、盆踊りを踊ったり露店が並んだりといった、日本全国どこにでもあるような儀式的に行われているお祭り、参加型のお祭りに行ったことはあります。
しかし、そのような秩父で行われているようなお祭りと接する機会は、横浜みたいなところで生活をしていれば間違いなく無いでしょうね。
町に住んでいるみんなが主役となるお祭り。
都会で普通に生活を送っていれば、決して接することのない世界。
もしかしたら失礼かもしれませんが、あえて言わせてもらうと、
私にとっては、タケコプターで空を自由に飛べる世界とか、電気を放つ可愛くて黄色いネズミを相棒にして旅にでる世界とかと同じくらい、
それくらい夢の中のような非現実的な世界に思えました。
まつり会館で見た祭りの資料映像は、「君の名は」の口噛み酒のシーンのような、アニメを見ているかのような感覚になりました。
そして、資料映像の中でお祭りの準備をしている子供たちは、楽しむことに対して一生懸命になっていました。
「楽しい」という感情って、友達と遊んだり、あるいは自分の好きなことに没頭したりすれば、いくらでも自然に湧いてくるものですが、
「楽しむことに一生懸命になる」
って実は結構難しいことのように思います。
少なくとも、当たり前の日常を送っているだけでは経験できないようなことではないでしょうか。
私はいつも東急線と東京メトロに乗って都内まで通学しているのですが、
一人でずっと舌打ちしてる人がいたり、周りの人たちにタックルをしながら降りていく人がいたりと、本当に変な人たちばっかりで、
日本の社会に疲れた人間たちが、荷物のようにただひたすら輸送されているだけ、
そんな風に感じます。
映像の中の子供たちのように、小さい頃から近所の人たち全員で協力し合って「楽しむことに一生懸命に」なれば、日本中のみんながそういう経験をすれば、
きっと周りの人に迷惑をかけたり嫌がることをしたりする人がいなくなって、みんながお互いを理解し合い支えあって暮らせるような、すごく平和な世の中になるんじゃないかな、と思いました。
実際、秩父のまちには親切な人が多くて、町全体が暖かいように感じます。
秩父のまちって、昔の日本人が大切にしてきたもの、大切に持つべきものを、今もずーっと伝え続けている(生き残っている)、きっとそういう場所なのだと思います。
だからこそ、パワースポットみたいな場所もたくさんあるのでしょうね。
まとまりのない文で結局何が言いたいのかよく分からなくなりましたが、
要するに秩父は魅力あふれる町ってことです笑
夜祭だけでなく、秩父の他のお祭りもぜひ一度見に行ってみたいですね。
今日もご覧いただきありがとうございます。
訪問日:2020/2/6
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秩父に魅力を感じ、地元横浜から月に1回ほど通っている私が、秩父の魅力をお届けしています。過去の記事も併せてご覧いただけると嬉しいです。
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