サウナ好きでいろんなところめぐってはどのくらい「整えた」か評価するのが最近のブームになりつつある。金曜日の休日に岐阜の職場の同期と大垣城の観光にいった帰りに独りでぶらっと「新岐阜サウナ(ネオ岐阜サウナ)」に寄ってみた。感じたことを忘れないうちにかきとめておきたい。

 

〇 新岐阜サウナについて

 サウナ・健康スパアドバイザーの加盟店であるが、資格証明カードを持って行っても割引効かないので注意してほしい(じゃあ加盟店するなよっていいたいところ。)。駐車場は5台地上にあり、残りは地下にあるそうである。ここらに駐車した際は受付で申し出る。男性のみ入店が可能であるが女性スタッフもいる。

 

〇 館内マップ

 靴箱の鍵を受付で渡すと更衣室のロッカーの鍵と黒い館内着が貸与される(サイズはM or L or LLを選択する。退館時に返却する必要がある。)。館内での支払いは基本的にはロッカーキー付属の電子マネーを利用し、退館の際に利用総額を支払うシステムだそうだ。入館料は滞在時間によらないが、深夜料金が発生するので夜遅い場合は注意が必要。

 1Fにはフロントと更衣室がある。フロントにはサウナグッズが売られている。あとハーブ系のいい香りが漂っていて好印象であった。更衣室の入口には暖簾でしきられている。ここで館内着に着替えて上の階へ移動する。階段とエレベータどちらも使用でき便利である。2Fはサウナ室を備えた浴場と整いの間がある。みな基本下着を脱いでおりスマホ等禁止エリアである。小さなロッカーがあり、館内着、下着を入れられる。貴重品ロッカー、ウォータークーラーは浴場入口付近に設置してある。フェイスタオルは備え付けのものが死ぬほど置いてあるため持ち込み不要である。浴場は全般的に浴槽の水深は深め。身長171cmの日本人男性平均身長に近い自分もお尻を底に付けると顔が半分沈んでしまうほどだった。体を洗い流すスペースがあり、シャンプー、ボディソープなど備え付けアメニティは充実している。シャワーは普通のものとミスト状に噴射するものがあったが後者の用途は分からない。3Fは食事処と整いスペースがある。ここの整いスペースは館内着を着用して入る。大きめのYogibo的なクッションがずらりと設置してあり、壁際には大きなテレビと漫画がおいてある。漫画はワンピース・ナルト・バキ・進撃の巨人などがあったが私が読みかけの呪術廻戦はなく残念であった。クッションに寝そべってテレビを観たり漫画を読んだり携帯いじったり寝たりしてゆっくりくつろげる。4Fはちらりとしか見てないが、ボディケア・マッサージの施術を受けられるようである。3Fより暗め。

 

〇 2F(浴場、サウナ・整いの間)の施設詳細

 

■普通の風呂(湯)

「普通」以外に感想がない。中心部から泡が噴出している。10人以上同時に入れてそこそこ広い。縁に段差があり、半身浴も可能である。

 

■水風呂

2種類ある。1つは水温1桁で、以前言ったウェルビー栄の氷点下風呂(実際に水温が氷点下という訳ではない)と、水温に関していい勝負だと感じた。入った瞬間冷たさで肌を突き刺すような感覚に襲われる。これが耐えられない人は、手首を水面から出し、口呼吸を意識してみると、刺すような感覚が緩和されるだろう。もう1つの水風呂は水温は普通の16℃くらい(誤差±2℃程度)である。1つ目の水風呂に入ってからだと体感ぬるく感じ、つい体の芯が冷え切るまで長く入りがちになるので注意が必要だ。どちらの浴槽も縁に段差があり、半身浴も可能である。

 

■寝水風呂

寝そべって入れるぬるめの風呂。水温は2つの水風呂よりは高い。副交感神経が働き、リラックスできる。サウナトランスの外気浴と代替可能。腰と脚のあたりから左右対称に2本ずつジェット噴流が出ている。

掲示には「新しい形の整い」とあるが、サウナ、水風呂後に入ると最初の1分間だけ整う感覚あるもののその後は微妙である。水は空気に比べて比熱が高いため、ほてった体が表面からすぐに冷めてしまい、体内部から外部に向けての熱の勾配(サウナトランス拡散係数と勝手に定義する)が大きくなることが原因だと考えられる。サウナトランス拡散係数は小さいほうが整う感覚をより感じることができると思う。また皮膚の大部分が液体に埋もれて皮膚呼吸できないこと、頭以外浮いてしまい体重の負荷が頭や首に集中することも居心地の微妙さに影響していると考えられる。

 

■タワーサウナ

入口にサウナ内に持ち込める小マットがおいてあるが中にもマットは敷き詰めてある。この小マットはサウナ出る時に持って出るのを忘れがちであるので気をつけたい。また、小マットの横にはサウナハットがかけてあるがだれでも使っていいのか分からない(勝手に使っても何も言われなかった。)。部屋は広く、4段あって最上段はしゃがんで上がらないと頭をぶつける。12分計と大きなテレビが中央前方にある。視力が低い人は最上段から時計を確認するのが困難であろう。温度計は入って左奥に設置してあり、94~96℃の値を示していた。木が水で濡れた独特のにおいがある。大きな窓があり、内側から外側(浴場)が良く見える(外側からも中は見える。)。サウナストーンは前方右奥にあるがロウリュ以外で掛けるのは他のお客様の迷惑になる可能性があるので控えたい。ロウリュサービスは1時間に1回開催され、普段扉にかけられているopenの札が最中はclosedになる(ロウリュサービス詳細は後述する。)。5分前くらいからテレビの電源を消される。直前まで換気のためか同時に扉を開きっぱなしにされることもあるようだ。

 

■客室サウナ(個別)

サウナストーンと階段が2段あり、二人まで入室できるスペースがある。タワーサウナ内と同じマットがしいてあり、30分に1回スタッフが掃除しにくる(入室中の場合は例外)。空室入室切り替えの札が扉についている。アロマ水があり、セルフで掛ける。ひしゃく2杯が標準だそう。また、砂時計が付いており、時間を測れる。何分なのか分からないが、体感から10~12分だと推測する。ひしゃくや砂時計は熱いので、濡れた素手で触らないほうが良い。室温はタワーサウナと同程度だと感じたが、アロマ水を投入するとその蒸気でもっと熱くなる。したがってかけるアロマ水の量で自分好みの温度に調節できる。赤い緊急呼び出しボタンは下の方についており、気分が悪くなったら押すようにとかいてあるが、そのような場合はとりあえず出た方がいいと思う。

 

■ハーブサウナ

ガラス張りで外から丸見えの中温のサウナ。アロマの蒸気、香りが立ち込めている。5~6人程度は入れる空間で細長いベンチと一人用の椅子がある。この椅子は座っていると上からぽたぽた蒸気が凝縮したぬるい雫が落ちてくるので上を仰がない方が良い。奥に枝がおいてあるが、つかむと火傷しそうなので触らなかった。

 

■整いの間

浴場から体をふいて出たところに、寝そべられるスペースやチェア、扇風機が複数おいてある。自然をイメージしたbgmもかかっている。窓は閉め切ってある代わりに空調が効いている。正直室内であるため、整いきれる感覚はここでは味わえないと思う。目をつむっても肌間で室内にいるのか屋外にいるのかなんとなく分かるようなあの感覚である。

 

〇 ロウリュサービス詳細

 1時間に1回タワーサウナにて15分程度(体感だからなんともいえない)のロウリュサービスが行われる。担当のスタッフの名前(またはオートロウリュ)は浴場入口の掲示板に掲載されており事前に確認できた。10分前くらいに館内放送でロウリュサービスのアナウンスが流れ、2~3分前にスタッフがアロマ水とタオルを持って現れ、ロウリュ時限定の音楽をかけるための音源を設置した。彼は定刻後に注意事項やアロマ水の紹介をしたあと、サウナストーンにアロマ水をかけた。その5~10秒後、アロマの蒸気と湿度をまとった熱波が一気に肌に突き刺さる間隔に襲われた。温度計を見ていなかったため実際は分からないが、その針もこのタイミングでいくらか正にふれたであろう。担当者が音楽を流しタオルを両手で持って振り回し、一番下の段からお客さん1人1人に3回程度サウナストーンからの熱波を送っていた。全身をバネのようにして扇いでおり、この時点でかなり汗を流していた。大学時代に自分も一宮のとあるスーパー銭湯で、ロウリュ部隊として大うちわでお客さんを扇いだ経験があるが、全身を使う分それより過酷かもしれないと思った。こうして届けられた熱波も熱かったが、アロマ水をかけた後、蒸気が自然膨張して伝わった刺激のほうが上回ると思う。もう1巡この流れをやり、最後かなり高温のやつをやりますといってスタッフは1回退出した。他の常連らしきおっさんたちは最上段に座らず、一つ下の段に陣取っていた理由をこのあと思い知らされることになる。スタッフが再度入室したとき最上段には自分を含め3人の若者が座っていた。そしてアロマ水をサウナストーンにかけた数秒後、今までに感じたことのないくらいのひりひりとした刺激が上半身を中心に一気に全身に駆け巡った。なぜ先ほどより熱くなったのか明らかでないが、おそらくサウナストーンに投入するアロマ水の量を増やしたのであろう。最上段に座った私以外の若者は悲鳴を上げて階段を転げ落ちるように下の空いている段に移動していた。肌が強くない私も喉から手が出るほどそうしたかったが、彼らに先を超され空いているスペースが見あたらなかったため、体をちぢこめてできるだけ上半身を伏せるような形で耐えた(皆さんは絶対に真似しないでください)。その後スタッフがタオルで熱波を一人一人に向かって3回ずつ送るのを2巡行い、ロウリュサービスは終了した。その瞬間9割の人は退出したが水風呂が混むのを待って私はさらに1~2分程度待つことにした。1分後に先ほどの担当者が全裸になって中に持ち込んだ機材を回収しにきた。彼もサービス終わった後真っ先にに全裸になって水風呂に飛び込んだのであろう。本当にお疲れさまでしたという感じである。ようやく私はおもむろに立ち上がり、水温一桁の水風呂へと進んだ。水風呂に浸かって数秒後、今度は冷たさで肌がつきささるような感覚を覚えた。1分ほど浸かり水風呂から上がった時かなりふらつき、太ももが異常に赤くなっているのに気づいた。その後、外気浴の代替として寝水風呂に入ってみた。寝そべった瞬間、今までに感じたことのないような極度な浮遊感があった。これはこれで最高に整えたが、あがったあとしばらく2~3時間程度は写真のような跡が腕から胸にかけて消えず、流石にやりすぎだと思った。反省したい。

 サウナトランスのサウナはロウリュがいいという知見は本物だったが、肌が弱い人はサウナ室下段に座ることをお勧めする。1段下に移動するだけでも10℃程度温度が下がり体感の熱さもだいぶ違うであろう。自分の体調に合わせて無理をしないのが大事だと改めて感じた。

 

〇 最後に

 新岐阜サウナに行って良かった。リピートするかは微妙だが、岐阜のサウナで友達に自信を持って勧められると思う。金曜日の午後に行ったが、混み具合もすいている方だと感じたし、周りも静かでリラックスできる。整いスペースが露天になり、入館料が1000円くらいになったら喜んでリピートすると思う。

また毎回思うことだが、サウナトランスにおいての外気浴は自分の今後について深く思いをめぐらす時間になっている。自分が現在悩んでいることや将来の不安など、ネガティブな感情が整理され、自分なりのいい案が閃きポジティブな感情になる現象が毎回起こるのが不思議だ。今回初めてブログにサウナの感想を書き起こしたのも、実はこの時ひらめき思い立ったからである。読者の皆さんにも人生で悩んだときや進むべき道に迷った場合、サウナに入りに行くのをお勧めする。

 

来店日 2023/06/16