私が働いている施設でも食事量の低下が問題になることがあります
高齢になると活動量が減って、基礎代謝も悪くなるので消費するカロリーが減り、結果として食事量が減ってしまうことはありますが
極端に食べなくなるとどんどん弱ってしまいますし、家族としても心配ですよね
今回は、そんな時にどうすれば良いのかをお話したいと思います
食事量が落ちる原因としては、先程お伝えした活動量の低下以外にも、飲んでいるお薬の影響が考えられます
特に認知症の進行を抑える薬や安定剤と呼ばれるものの中には副作用に食欲不振が書かれていることが多いです
また単純に体調が悪いとか歯が痛い、入れ歯が合っていなくて食べにくいなども考えられますね
我々も風邪をひいたりして体調が悪い時には食欲がなくなりますよね
まずは食事量が落ちてきたなという段階で、早めに主治医の先生に相談してみましょう
食事量が落ちた時に注意したいのは栄養不足だけではありません
それよりも注意したいのが水分不足です
看取りについての研修に行った際に、人間がほとんど食事を摂らなくなっても、状況にもよりますが2ヶ月はもつようです
しかし、水分をほとんど摂らなくなると、もったとしても7日くらいです
通常、食事からも1日に約1ℓは水分として摂取してますので、それも摂れなくなってしまうのは要注意です
まずは水分をしっかり摂ってもらうことに専念しましょう
水分はなにも飲み物だけではありません
ゼリーやアイス、水分を多く含んだ果物なんかもオススメです
※ただし、スイカは利尿作用があり、逆に水分が出てしまいますので注意して下さいね
飲み物だとコーヒーなどのカフェインを含んだものも同様です
あとは脱水にならないようにミネラルも一緒に摂れるようにして下さい
もし脱水が疑われる場合は早めに受診するか、OS-1などの経口補水液を飲んでもらいましょう
水分が問題なく摂れているならば、少ない量でも栄養を摂れる食材がオススメです
特に玉子が使用されている食材は、たんぱく質やカロリーをしっかり摂れるので積極的に勧めてみて下さい
玉子豆腐や茶碗蒸し、温泉たまごやプリンなんかは喉越しもよく飲み込みしやすいです
あとはメイバランスなどの高カロリー飲料やアイソカルゼリーなどの高カロリーゼリー、栄養ペーストなどを飲み物に混ぜるのもコンパクトに栄養が摂れるので効果的です
色んな味のものがありますので、お好みに合わせてご使用下さい
食べない期間が長くなればなるほど弱ってしまってより食欲が落ちてしまいますので、早めに対処する必要があります
弱ってしまわれる前に、主治医の先生に相談したり、お好きなものを少しでも食べてもらうように工夫してみましょう

