【たいぎゅうだんきん】
愚かな人に深遠な道理を説いて聞かせること。何の効果もなく無駄なこと。
◇ ◇ ◇
先日、電車の中で2才ぐらいの男児が座席の上ではしゃいでいた。
少々騒がしいだけなら何も言うことはないのだが、徐々にエスカレートしてしまった彼は、靴を履いたまま座席の上に立ち上がるという暴挙に出た。もちろん親は横にいるので、当然何とかするかと思っていたのだが、なぜかそのままニコニコと愛息子を眺めている。
残念ながら、こちらは少し離れたところに座っており、冷ややかな視線を送るだけに止めていたのだが、ちょうど同じ駅で下車したので、軽く注意をして差し上げた。
するとその母親、こちらには目もくれず、横で父親に抱かれている息子に向かって、
「ゆ~く~ん、今度から電車に乗るときはお靴ぬごうね~。色々言ってくる変な人もいるからね~。」
と言い放ち、そのままコンビニへ駆け込んでいった。
どうもあの母親は、「公共物を汚してはいけません」という当たり前の道理を理解できていないらしい。そして子供への躾も、「よそ様に迷惑をかけてはいけません」ではなく、「うるさい人間に気をつけろ」という思想のようである。
そんな人間が子孫を残せる社会……もう、笑うしかないのだろうか。
愚かな人に深遠な道理を説いて聞かせること。何の効果もなく無駄なこと。
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先日、電車の中で2才ぐらいの男児が座席の上ではしゃいでいた。
少々騒がしいだけなら何も言うことはないのだが、徐々にエスカレートしてしまった彼は、靴を履いたまま座席の上に立ち上がるという暴挙に出た。もちろん親は横にいるので、当然何とかするかと思っていたのだが、なぜかそのままニコニコと愛息子を眺めている。
残念ながら、こちらは少し離れたところに座っており、冷ややかな視線を送るだけに止めていたのだが、ちょうど同じ駅で下車したので、軽く注意をして差し上げた。
するとその母親、こちらには目もくれず、横で父親に抱かれている息子に向かって、
「ゆ~く~ん、今度から電車に乗るときはお靴ぬごうね~。色々言ってくる変な人もいるからね~。」
と言い放ち、そのままコンビニへ駆け込んでいった。
どうもあの母親は、「公共物を汚してはいけません」という当たり前の道理を理解できていないらしい。そして子供への躾も、「よそ様に迷惑をかけてはいけません」ではなく、「うるさい人間に気をつけろ」という思想のようである。
そんな人間が子孫を残せる社会……もう、笑うしかないのだろうか。