噴射剤は「液化ガス」と「圧縮ガス」に分かれる一般的に使われる噴射剤は、「液化ガス」か「圧縮ガス」のどちらかです。液化ガスの場合はLPガスやジメチルエーテル、フロン類、圧縮ガスの場合は炭酸ガスや窒素などが使用されます。
液化ガスは以下のような特徴をもっており、
エアゾールの噴射剤としては
主に液化石油ガス(LPG)と
ジメチルエーテル(DME)が使用されています。
○臨界温度が高い。
○常温付近で加圧することにより
簡単に液化される。
○液化ガスが大気中に噴出させると
容積が200〜300倍の気相のガスになるという
特性により非常に細かい粒子を形成できるため、代表的な噴射剤となっている。
圧縮ガスの持つ以下のような特徴から、
液化ガスとの差別化を図り使用される場合が
多くなっています。
エアゾールの噴射剤としては炭酸ガス(CO2)や窒素(N2)が多く使用されています。
○臨界温度が低い。
○常温近くで加圧しても液化しにくい。
○液化ガスと比較し製品温度による
内圧変化が少ない。
○環境に優しいエコ製品化に役立つ。
まとめると
エアゾール缶の噴射剤には
液化ガス(LPG,DME)と圧縮ガス(CO2,N2)があり
圧縮ガスは環境に配慮した製品に利用される。

