mixiは本当に「オワコン」なのか? | 中村物語(AKB研究生情報ブログ)

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SNSがもてはやされる今日この頃。

日本のSNSを引っ張ってきたmixiの収益が6割減となり、話題になりました。


SNS衰退の理由を考えるとどうしても「人間関係に飽きた」に行き着く


理屈では説明しにくいけど、上の文章は感覚的にシックリきます。


SNSは、交流欲だったり、表現欲だったり、自己顕示欲だったり、誰もが持つ精神的な欲求を満たすものだけど、現実世界とは別の気軽な人間関係を楽しむSNSが現実世界に浸透し、またSNS内での人間関係も複雑になり、飽きるという流れ。人間関係に疲れる人もいるでしょう。

筆者は、「精神的な欲を満たす行為は、ルーチンになると長続きしない」 と言ってるけど、的を得た指摘だと思います。


ただ、mixiの収益減は、利用者減少が原因ではないんですよね。

外部調査会社の分析でも、mixi利用者数はほぼ横ばいで、PV数もほぼ現状維持できてます。


mixiはゲーム系パートナーと縁を切り独自路線を進んだ結果、ゲーム特化路線を進んだGREE・mobageに大きな差をつけられ、いまでも広告収益が中心です。

近年、広告単価は下がる傾向があるので、その影響をモロにうけたのかと。

景気が悪いと、広告費は削りやすい支出の1つだし、ネット広告は結果が見えやすいからお金を出しやすい反面、結果が見えやすいから、広告主もシビアになるんでしょう。


例えばテレビCMは、刷り込み効果というか、不特定多数にイメージを植えつけるのに抜群の効果があるけど、その効果を正確にはかるのは難しいです。もしネット広告みたく効果がハッキリわかってしまったら、実は「ワリにあわない」 とわかってしまう可能性もある。


ネット広告は主に、(1)商品が売れると一定の報酬が出るタイプ (2)売り上げが関係ないタイプ(掲載で固定orクリック回数に応じた報酬)

の2種類にわかれますが、(1)のタイプは今後も順調に伸びるだろうけど、(2)のタイプは単価が下がっていくと思います。


ある程度大きくなると、あとは「大きいから人が集まる」 の繰り返しで、成長していきます。

すでにSNS分野の新規参入は難しい状況にあると思われ、後発組のgoogle+は世界中で苦戦してます。

Twitter・facebook・mixi・google+・・・それぞれサービスに特徴はあるけど、結局やってることは同じだから。


人がたくさん集まっても、それだけで儲かるわけではないんですね。