NHKでこんなニュースがやってました。
政府の自殺対策強化月間のキャッチフレーズが「GKB47」となった件に関して、6日の参院予算委員会で、野田総理は「見た瞬間、率直に言うと、違和感を感じた。どういう形で対応できるか、検討したい」と、政府内で再考する考えを示した。
現場で自殺防止のために活動する72の民間団体は、「GKB47という、冗談のようなキャッチフレーズを、実際に苦しんでいる人が見たらどう思うのか。キャッチフレーズの役割を果たしていないのでは」などと、GKB47に抗議する共同声明を発表している。
…………………………………
GKB47は、AKB48のパロディーです。(NHKでも、AKB48と関連づけた報道がなされました)
考えた人に悪意はないし、遺族らがただちに不快になる内容とはいえないし、倫理的に問題があるとはいえません。
「未来ある若者に、自殺問題について興味を持ってほしい」というコンセプトでしょう。いい考えです。
でも、率直にいって、僕も違和感を覚えました。
「政府が、自殺対策で、GKB47? は?」と。
コメントに、『潤沢な生活をして、自殺とは無縁な人達が考えた浅知恵』という意見がありました。
僕は『浅知恵』とは思いませんが、この指摘は的を得てます。
発案者の方向性は正しいと思いますが、政府の自殺対策というデリケートな問題だけに、今回はおふざけがすぎると社会が判断しました。