ナレーター菊地信子です。


図書ボランティアとして
六年生に読み聞かせをしてきました。


今回はこちら
小学校高学年向けの絵本の本です!


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なかなかインパクトのある画風です。



物語の舞台は、ひらがなの国。
なんと、濁点「 ゛」が主人公です。


ある日、「や」行の街の道端に
置き去りにされていた濁点。


もともとは、


主である「つぼう」の「」の字に
くっついていたのでした。


主は単語の意味通り
超ネガティブな性格ですショック


濁点は、自分が「せ」の字に
くっついているから
主がこんな性格なのではないか?


自分がいなければ
つぼう(絶望)」ではなく

つぼう(切望)」と、
割と悪くない言葉になるはずなのに。


主人を「絶望」させているのは
自分の存在だ、と思った濁点は
自分を道端に捨てて欲しいと頼んだのでした。



しかし、「や」行の住人たちからは
「ぜつぼう」にくっついていた濁点なんて
縁起が悪い、とののしられます。



すると…

そこに
押し付けがましく立っていたのが
「おせわ」
(しかも字の大きさが大きい、
「大きなおせわ」です!ニコニコ)


「おせわ」は
「おれについて来い!」
と濁点を連れてある場所に向かうのですが…。





「言葉は濁点がつくと意味が変わる」
ということを伝えつつ、


単語の意味に合った個性的なキャラクターが
次々に登場し、楽しい言葉遊びが続きます。


ただ、多少難しい言い回しもあるので
小学校低学年では、理解しにくいかな…
と思います。


絵もお話しも面白く
最後も、なるほど!
と思わず膝を打つ展開に。


ぜつぼうの濁点は、最後にどうなるのか?
書店で、図書館で、ぜひ読んでみてくださいね!



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ナレーター菊地信子

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