サーフボード売却と不動産売却
こんにちは。1年前からサーフボードを委託販売していただいておりました。このたびに無事成約にこぎつけたのですが、売却ストーリーと申しますか、不動産と通ずることもありすごく参考になりましたので皆様にも役立てていただければと思います。スタートの際に委託販売をお願いさせていただいたのは台東区松が谷のあるサーフショップ。どちらかというと、ある人気のシェイパーの板を積極的に販売するスタイル。中古の他社製品の販売は片手間のようでした。当初はわたしの希望額の88,000円で販売開始。どんどん期日は過ぎてゆき、売れずに他店に販売委託を変更してしまいました。賃貸と売買の違いと、新築と中古を取り扱うような。新築は「そのマンションだけを売る」ことに全力を尽くします。中古を扱う仲介会社は不動産全種を取り扱えます。委託販売中のお店のホームページでは「その売りたい人気商品ばかり目立たせて」私の板は端の端に追いやられて掲載。客層としてはその売りたい商品を好む方ばかり集まるので、趣向の異なる私の板はまったくといってよいほど反応がなかったようです。お店から価格を変更する提案もないし、売る気もほとんどなし。売る商品が違うなら仕方ないとは思います。なぜなら、全てのサーフショップではホームページしか購入者にアピールする媒体がありません。小さな店でも大きな店でもすべて同じですね。楽天などのショッピングサイトに掲載いただければ良いのですが、自社の売りたい新品は掲載しても中古の委託サーフボードは掲載してくれるはずもありません。かたや不動産会社は大手、中小問わず中古物件を「インターネットに必ず掲載します。」掲載先は売却を預かる自社ホームページだけではなく、その大きな規模の運営会社が広告費をかけてCMまでおこなっています。代表的な会社は、「スーモ、ホームズ、アットホーム、ヤフー不動産」などです。中でもスーモは「賃貸を探している方」にも大変認知度が高く、賃貸でスーモを知った方が将来的に売買でお探しの際も利用するように思います。弊社でも同じ掲載物件なのに一番反響率が高いのはやはり「スーモ」です。サーフボードと異なり、大小問わずどんな小さな会社でも、上記のようなポータルサイトを利用すれば費用も少なく簡単にスピーディーに成約できるのが不動産仲介業です。最初に委託したお店はすごく小さな部類でしたけど、それが不動産会社でしたら大きな差はなかったと感じます。商品の見せ方、売り方と申しますか、普段から集客している客層が異なったためと申しますか。だから売れなかったのですね。長い期間感じてきたことや、なぜ売れないのかが理解できましたのでこのお店を諦めて「いろいろなボードを取り扱っていて、中古売買にも積極的な」横浜のホリースモークさんに再委託。価格は1.5万円ほど変更しましたけど大きく差があるものではありません。結果は25日で売れました。「この商品を売りたい」という専売性があまり強くなく、「店の商品を全部売りたい!!!」という商人意識を持った前向きで強引なオーナーさんです。販売手数料は売買価格の20%と高額ですが、個人商店でお店の内装や商品仕入にお金をかけていているので当然の手数料かと思います。私の板を探している方は「このお店には訪れていた」ので、11か月かかって売れなかったのにすごく簡単に売れてしまいました。サーフィンに関係する商品を探している方だけがその店を訪れる訳ですから、不動産も同様に「その商品を探している方だけに見せるポータルサイトに掲載するだけ」ただそれだけで「どんな規模であろうと、簡単に商品が売れてしまう」と結論づけられました。私達不動産仲介業者は「商品仕入ナシ」「リスクも一切ナシ」で売る方、買う方だけにそれらを押し付けているようなもの。サービス料会社によって差があって当然で、極論は結果に対してお客様が決めたら良いのではと思います。ですから、購入のお客様に対しても「仲介手数料無料」でお手伝い可能な業者がたくさんいらっしゃる訳ですね。わたしの板を購入なさった方は「その強引な店長の人柄が気に入って買った」そんな訳では一切ありません。「その板が欲しかったから買っただけ」に過ぎない。仕事に生かすためにサーフボードの長期間売買実験としておこなったのですが、とても良いデータを得たように思います。14年も売買を経験している私も大変残念ですが、「お客様は商品だけ見ている」だけです。だって、Kさんを見ていたら買うのが不安になると思います。ちなみに売ったのはこちら。個性が強いKさんご協力をありがとうございました。ただ、個人間売買なので「消費税」はどなたがどなたに支払うのか疑問ですヽ(゚◇゚ )ノ売れたのだからみなまでは言いませんよ!