ゴミを出しに行ったの。
マンションのゴミ置き場へ。
朝はバタバタするから、夜のうちに出す。
エレベーターで1階まで下りようとしたら、途中階で止まった。
あら珍しい…って思っていたら、乗ってきたのは小学校3、4年生くらいの男の子。
大きなゴミ袋を持っている。
そうか、お手伝いか。
そうね、プラゴミの日だから嵩張るよね、とか思いつつ。
こんばんは、と挨拶してジロジロ見ないようにした。
1階に着いたら、ドアを押さえて、お先にどうぞという仕草。
イヤイヤ良いよ、先に降りて~と声をかけて、先に行ってもらった。
管理人室のポストに用があったので、そこで時間稼ぎをして…と思ったところでふと思う。
ゴミ捨て場のドアって、重いんだよな。
それって大人の私が開けた方が良かったんじゃね?と。
気持ち急ぎ足で外に出る。
すでに時遅しで、彼はドアを開けてゴミを捨てるところだった。
せめてドアが閉まらないうちに外に出られるようにと、
閉まりかけたドアを押さえたの。
「あ、ありがとうございます…」と小さな声で言われて、
入れ替わりにゴミを捨てるためにドアの中へ入る私。
捨て終わって振り向いたら、なんと彼がドアを開けて待っていてくれた!
いやぁビックリ&感激だよ!!
あ、ありがとー!とお礼を言いました。
照れくさそうに?あ、いえ…みたいな感じでそそくさと帰っていきました。
※私はその後、コンビニに。
金曜日の夜、小さなジェントルマンに会ったというお話。