管理人の鈴木です。
昨日29日、日本政府は、北朝鮮が拉致した疑いがある全ての日本人の全面的な調査を北朝鮮が受け入れたと発表しましたね。
北朝鮮の朝鮮中央通信も、日本側が発表した同じ時間帯で、「包括的かつ全面的な調査を進め、最終的に日本人に関する全ての問題を解決する意思を表明した」と報道してます。
28日に日朝政府間協議が終了した時点では、各マスコミは特に進展がなかったと報じていましたが、一転、日朝関係が一気に動き出しましたね!
安倍政権は、前の民主党政権とは違って、政権運営が安定していて(集団的自衛権の行使容認を目指して憲法解釈を変更しようとしたり、いろいろ批判されてますが・・・)、北朝鮮としても、日本政府(安倍政権)と話し合いを継続してけるぞ!って判断して、調査に応じたのかも。
でも、北朝鮮が調査に応じたのはいいけど、じゃあ、調査結果をどのように検証するのか、各マスコミは問題点を指摘してます。
確かに横田めぐみさんのものだと北朝鮮が提供した遺骨がDNA鑑定の結果、偽物だと判定されたこともあって、北朝鮮のことが信頼できないのでしょうが、ただ、北朝鮮も嘘の調査結果を出しても、日本側が納得しないということは十分に分かっているはずだし、それに、北朝鮮が日本からの経済支援を取り付けることを意図しているとするならば、それほどいい加減な調査をするとも思えません。
これから3週間前後したら、北朝鮮が特別調査委員会を設置して、調査を開始するということですが、日朝関係の改善に役立つ調査結果が出ることを祈りたいです(北朝鮮は、日本政府に、特定失踪者が「北朝鮮国内で生活している」との情報を伝えているとも報道されているので、そういう人たちが日本に帰ってくるかも・・・)
ただ、北朝鮮が4回目の核実験を実施すれば、せっかく動き出した日朝関係が再び頓挫してしまうので、そういうことだけはなければいいですが・・・
管理人の鈴木です。わたくしとしては久しぶりのブログアップです。長い間、ご無沙汰してました。
さて、3月末に日朝の政府間協議が開催されて以降、しばらく動きがみられなかったですが(水面下ではいろいろとやっていたのでしょうが)、今月26日から28日、約2カ月ぶりに、日朝の政府間協議がスウェーデンのストックホルムで開催されるそうです。
南北関係が離散家族再会事業を契機に改善されるのではとの期待は裏切られ、なかなかな進展せず、米朝関係に至っては、長い間、没交渉のままで何も動きがありませんが、日朝関係だけは、両国の間に横たわる懸案事項の解決に向けて動いている感じがします。
日朝の間にはいろいろな懸案事項がありますが、日本政府にとっての最優先課題は、何といっても拉致問題です。
日本政府は、「拉致問題の解決なくしては、国交正常化なし」という方針ですし、北朝鮮は、これまで、「拉致問題は解決済み」という主張を繰り返してきました。
でも、北朝鮮は、最近は、拉致被害者の再調査に応じることに前向きな姿勢を見せているとか。
再調査の結果が、「特にありません」じゃあ、再調査をする意味がなく、日本としても納得ができないだろうし、そんなことは北朝鮮も百も承知だろうから、北朝鮮が再調査に前向きということは、ひょっとして、北朝鮮は、何か新しい事実を日本に出すことを用意しているのかも・・・
今後の日朝政府間協議の行方に注目したいところです。
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タロです。久しぶりにブログをアップします
ブログ更新をサボっていましたが、今日から気合を入れなおして更新します!
今回は、北朝鮮の事実上のNO.2に昇格したとされる黄炳瑞(ファンビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長について記事を書こうと思います
黄 炳瑞(ファン・ビョンソ、1949年-)は朝鮮民主主義人民共和国の軍人。朝鮮人民軍総政治局長、朝鮮労働党中央軍事委員会委員。元朝鮮労働党中央委員会組織指導部第一副部長。朝鮮人民軍における軍事称号は次帥。
略歴
2005年9月に朝鮮労働党中央委員会副部長(組織指導部)の肩書きで公式報道に初登場。2010年9月に朝鮮人民軍中将、2011年3月に上将に昇進していたことが確認されている。2013年12月の張成沢の処刑に重要な役割を果たしたと考えられており、この時点で、既に党組織指導部第一副部長の職にあり、同部第一副部長の権力序列は、金慶玉(キム・ギョンオク)、超延俊(チョ・ヨンジュン)、黄炳瑞の順であったと見られていた。
2014年3月には党組織指導部第一副部長の肩書きが公式に判明し]、同年4月15日の第1回飛行士大会で大将に昇進していたことが確認され、同年4月26日の朝鮮労働党中央軍事委員会と朝鮮民主主義人民共和国国防委員会の発表を報じた同月28日の朝鮮中央通信の報道により、次帥に昇進したことが確認された。同月27日の朝鮮中央通信の金正恩の長距離砲兵軍分隊視察に関する報道では、朝鮮人民軍総参謀長の李永吉より上位で紹介されていたことから、動静が伝えられていない朝鮮人民軍総政治局長の崔竜海が失脚してその職務を継いだか、糖尿病で健康状態に問題があるとされる崔竜海の職務を代行していると推測された。2013年は崔竜海が金正恩の視察に最も多く随行していたが、2014年に入ってから次帥に昇進するまでは、黄炳瑞が金正恩の視察に最も多く随行した人物となっていた
2014年5月2日、同1日に開催された朝鮮民主主義人民共和国メーデー行事を配信した朝鮮中央通信の報道で、黄が朝鮮人民軍総政治局長の肩書付きで紹介されたことから、黄が崔竜海の職務を完全に引き継いたことが判明した。これにより黄が朝鮮人民軍のナンバー2になったものと推測された。そして翌3日には崔竜海の党書記への就任と党内序列の降格が確認された。
以上、wikipediaから転載。
ちなみに、朝鮮人民軍総政治局長とは、最高司令官の金正恩第1書記のもとで、軍を実質的に取り仕切る重要な役職。
最近の北朝鮮の報道を見ると、黄炳瑞氏がNO.2に昇格した模様。黄氏の経歴を見ると、今年初めまで朝鮮人民軍組織指導部副部長だったのに、3月には第1副部長に就任し、そして4月には朝鮮人民軍政治局長に。びっくりするくらい凄い勢いで昇進してる
張成沢氏が粛清された背景を考えると、NO.2という表現は正しくない(NO.1がいるだけでNO.2は存在しない)かもしれないけど、今までの序列だと黄炳瑞氏がどう見てもNO.2なんだよなぁ。黄炳瑞氏は金正恩第1書記の義兄という噂話もあるけど、信憑性が・・・だし、今後の動向が気になるところ。
で、崔竜海氏はどうなったのかというと、党書記に就任したとのこと。
党書記といっても北朝鮮では20人くらいしかいない高位の要職なので、純粋に黄炳瑞氏が昇格しただけで、張成沢のように粛清された訳ではなさそう。
現在、日本と北朝鮮は局長級会談、赤十字会談を相次いで行うなど、これまでにないくらいに両国間の話し合いが進んでおり、良い意味で日朝関係は進展しそう。
安部総理は、小泉元総理に動向して訪朝した経緯があり、安部総理の電撃訪朝なんてこともあるかも
タロは安部総理の電撃訪朝を密かに期待してます
お久しぶりです。
北朝鮮アマチュア研究家・フクシマです
気になるニュースがあったので上げときます!
さて、昨年10月に、南の韓国から、
「シルクロード・エクスプレス(SRX=南北朝鮮からヨーロッパに至る鉄道)」
という計画が発表されていますが、これに動きがありました
シルクロード・エキスプレスは、朴槿恵大統領の「ユーラシア・イニシアチブ (Eurasia Initiative)」構想の中核を成すもので、日本の某掲示板では、「大風呂敷」などと揶揄されていました・・・(汗)
しかし、そんな中で、3月24日付け「朝鮮日報」が、
「韓国鉄道公社は21日(現地時間)、ポーランドのワルシャワでユーラシア大陸鉄道関連の国際機関「鉄道国際協力機構(OSJD)」に「提携会員」として参加した」
と報じました。
要は、ロシアをはじめ旧東側諸国からすると、
「韓国って基本、西側だけど、いろいろ面白いモン持ってるし、仲間にしとくと便利やで・・・」
「よし仲間にしよう」
「でも、北がやたら毛嫌いしているんよね~、」
「あいつももう時代も変わったんやから、もうちょっと意固地にならんでもええんちゃうか・・・・・・」
「でもまあ、北さんの顔も立てとかないけんって」
「じゃあ、ここは一応、仮仲間(提携会員)ってことにしとくか」
ってな状況ですよね・・・・・。
とにかく、SRXに向けて、第一歩を踏み出したことに間違いはないでしょう
問題は、
・二歩、三歩目がいつ踏み出せるか
・実現までどれだけの時間がかかるか
ってことですから。
南北朝鮮の鉄道が開通すれば、釜山から欧州諸国まで鉄道が一気に広まるので、我が日本のビジネスチャンスも拡大するでしょう!
いずれ日本もOSJDに加盟して、「日韓トンネル」が現実味を帯びてくるかも!?
米韓軍事演習、弾道ミサイル発射とか、不確定要素は相変わらずあるとして、
平壌会議の結果が楽しみですネ
(以下、記事引用)
朴大統領の大陸鉄道構想、第一関門を突破!
南北分断でユーラシア大陸と切り離されてしまった韓国の鉄道が大陸鉄道と一つにつながる第1歩を踏み出した。
韓国鉄道公社は21日(現地時間)、ポーランドのワルシャワでユーラシア大陸鉄道関連の国際機関「鉄道国際協力機構(OSJD)」に「提携会員」として参加した。同公社が23日、明らかにした。釜山からヨーロッパまでを鉄道でつなぐには、ユーラシア大陸鉄道のさまざまな規約を定め、加盟国間の協約を扱うOSJDへの加入が不可欠だ。同公社が今回、OSJDに提携会員として加入したことで、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の「ユーラシア・イニシアチブ(Eurasia
Initiative)」構想の中核「シルクロード・エクスプレス(SRX=南北朝鮮からヨーロッパに至る鉄道)」の実現が一歩近づいた。朴大統領は昨年10月、「ユーラシア・イニシアチブ」を通じ、ユーラシア大陸の国々との経済協力を強化して北朝鮮の開放を誘導、韓半島(朝鮮半島)統一の基盤を固めようという構想を発表していた。
■「シルクロード・エクスプレス」初成果
韓国政府は2000年代からOSJD加入を推進してきたが、正会員国・北朝鮮の反対で毎回失敗に終わっていた。韓国が正会員国として加入するには、正会員国27カ国が満場一致で賛成しなければならないが、北朝鮮は「政治的な状況により時期尚早だ」と主張、2004年にも反対票を投じている。このため韓国政府は、加入条件が「在籍3分の2以上の賛成」と条件が緩い提携会員に韓国鉄道公社をまず加入させてから、韓国の正会員加入を推進する方針に切り替えた。
韓国がOSJD会員になろうと尽力しているのは、ユーラシア大陸鉄道が複数国を通過するからだ。OSJDの会員でなければ、鉄道が通過する国々それぞれと協定を結ばなければならず、大陸鉄道運営に韓国の意見を反映させることも難しい。
同公社のチェ・ヨンヘ社長は同日、OSJD側に「韓国政府の正会員加入を積極的に支援してほしい」と要請、OSJDのソーダ議長は「チェ社長の考えを助けるものであり、必要であれば正会員加入の議決数を現行の満場一致から3分の2に下げる案も議論する」と明らかにした。国土交通部(省に相当)は近くOSJDに正会員加入申請書を提出する予定だ。
■「韓国の技術はこれほどまでに発展したのか」
ソーダ議長は韓国鉄道公社の提携会員加入式で、チェ社長に「4月に北朝鮮・平壌で開かれる会議に招待したい」と驚きの提案をした。OSJDは毎年、正会員国の鉄道会社社長団会議を開くが、来月24日から5日間にわたり平壌で開かれる予定の社長団会議に韓国鉄道公社を招待したのだ。「近く正式な招待文書を送りたい」というソーダ議長の言葉に、チェ社長は「南北鉄道とユーラシア鉄道をつなぐのにプラスに働くものとみられる。政府と協議した上で出席するかどうか決めたい」と答えた。
OSJD加盟国の代表たちは韓国の鉄道技術にも大きな関心を寄せている。OSJD貨物輸送分野の委員長を務めるカザフスタンのツバイダ代表は「同公社はスマートフォンやインターネットを通じた前売り率が60%に達している上、ワイン列車をはじめさまざまな観光列車を運行させるなど、私たちも学ぶべきことが多い。情報技術(IT)と高速鉄道の関連分野で積極的に意見を出してほしい」と語った。
金成謨(キム・ソンモ)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
管理人の鈴木です。
今年に入って、南北離散家族の再会事業が実施されたり、日本人の遺骨収集問題をテーマにした日朝赤十字会談、それと日朝両政府の外務省当局者による非公式会談が行われたりと、北朝鮮とその周辺国との関係改善に向けた動きというものが見られますね。
だだ、肝心の米朝関係については、今のところ何の進展も見られません。
アメリカは、北朝鮮が非核化に向けた具体的な行動を取ることを対話再開の条件としていますが、一方、北朝鮮は、朝鮮戦争の休戦協定を平和条約へともっていくとか、米朝関係の正常化が先だと主張していて、両国が対話に乗り出す雰囲気は残念ながらありません。
オバマ政権は、中国の大国化、東南アジア諸国の経済成長とかで、アジア太平洋地域が今や国際社会に大きな影響を及ぼすことになったことを受けて、この地域を重視する方針を示しています。
しかし、シリアなどの中東情勢、そして、今はウクライナ情勢への対応で手一杯なのか、どうにもアジア地域への関与はおろそかになりがちのようです。
オバマ大統領は、1月28日の一般教書演説で、重視していくと言っていたはずのアジア太平洋地域について多くは語らず、北朝鮮のことにいたっては、一言も触れませんでした。
北朝鮮のことを無視しているのでしょうか?
アメリカは、この10数年間、イラク戦争、アフガニスタンへの米軍派遣など、他国に介入しては戦争を繰り返してきましたが、そんなお節介は大した成果も得られず、そんな状況に、アメリカ国民の間では、ベトナム戦争のときのように、厭戦気分が広がっているようです。
アメリカ国内に目を向けると、与党・民主党が下院で過半数を割っていることから、思うように政策を実現することができず、そのため、今年11月4日にある中間選挙での巻き返しを図りたいところですが、選挙の結果予想は、民主党の挽回は困難であり、このまま「ねじれ状態」が続くという、オバマ政権にとっては暗いものだそうです。
そんな外交も内政もうまくいかないオバマ政権にとって、北朝鮮の問題は、アメリカが抱える数々の問題に比べると、優先順位は低いのかもしれません。しかし、北朝鮮問題の鍵は、南北関係の改善でも、ましてや日朝関係の改善なんかではなく、結局は、米朝関係が正常化するかどうかなのですから、オバマ政権には、もっと北朝鮮問題への関心の度合いを高めてもらいたいものです。
ところで、国際通信社のロイター日本版は、2月27日のニュースで、シンクタンクの米国家安全保障ネットワーク(NSN)と全米北朝鮮委員会(NCNK)が26日に発表した共同レポートが、「北朝鮮に協議再開の条件を満たすことを求める米国の<妥協を許さない>アプローチを改める必要がある」と指摘していると報じています。
オバマ政権は、核廃棄に向けた北朝鮮の具体的な行動が先だという原則論ばかり唱えていても、事態は全く進展しないということを認識して、これまでの対北朝鮮政策を改める必要があるのかもしれません。
2014年2月27日 ロイター日本版
[ワシントン 26日 ロイター]-シンクタンクの米国家安全保障ネットワーク(NSN)と全米北朝鮮委員会(NCNK)は26日に発表した共同リポートの中で、米国は北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議再開に向け、同国への関与を強めるべきだとの見解を示した。
リポートは、北朝鮮に協議再開の条件を満たすことを求める米国の「妥協を許さない」アプローチを改める必要があると指摘。
現在の米朝間の接触は、国連の北朝鮮代表団を通じたものにほぼ限定されており、北朝鮮に事実上主導権を与えているとし、米国や関係各国に対し、北朝鮮当局者との関係強化に努めるよう促している。
リポートは「予備的な措置を取ることを一切拒否すれば、必然的に北朝鮮の核計画の現状を事実上黙認することにつながる」と指摘。一方、「予備的な措置を講じることは米国にとって有益となり、非核化に向けた、より具体的な措置にもつながる可能性がある」としている。
具体的には、オバマ政権が、北朝鮮側と高官級協議を開催できる政府当局者を特定することを提案。人道や教育、環境などの分野で関与を拡大することなどから着手することが可能との見方を示した。
どうもお久しぶりです
マコです
いつも朝鮮観光について書いている私ですが、常日頃から気になっている日朝関係に進展がみられた?ので、今日は観光からは離れ日朝関係について書いていきたいと思います。
つい先日、3月3日に、日朝両政府は、中国瀋陽市内のホテルで行われた日朝赤十字会談にあわせ、非公式ではあるものの、課長級の政府間協議を行いました。
約1年4ヶ月ぶりに行われたこの協議では、北朝鮮による日本人拉致問題のほか、核、ミサイル問題などで幅広く意見交換が行われたとのことです。
さらに、今後も赤十字会談にあわせ、政府間の非公式協議が続けられる見通しで、日本政府内からは「公式協議の再会に向けて一歩前進した」との声もでているそうです。
ではなぜ、北朝鮮は対話を模索し、態度を軟化させてきているのでしょうか
そこには、おそらく中国との関係悪化があるのではないかと思います。
巷でも話題となっていますが、どうやら、昨年の北朝鮮のNo2で、親中派の中心人物、張成沢粛清以降、北朝鮮と中国との間はうまくいっていないようです。
これまで北朝鮮と固い絆で結ばれていた中国は、張成沢粛清以降、朝鮮の非核化を強く求めるようになったとされており、また、今年中には、習近平国家主席が訪韓する予定です。
北朝鮮としては、韓国が中国に接近し、それを理由に南北関係で主導権を握られては困るわけです。
そのため、韓国に対しては、離散家族の再会に応じるなどして牽制し、日本に対しては、拉致問題や遺骨問題などの対話に応じる姿勢を見せているのではないでしょうか。
さらに、今、日本は韓国、中国との関係が悪化しており、アメリカとの間にも非常に微妙な空気が流れています。
北朝鮮にとっては、日米韓の連携がうまくいっていないこともチャンスと映ったのではないでしょうか。
ともかく、日本にとっても、朝鮮の態度が軟化している今がチャンスです。
安倍首相は自らの在任中の拉致問題解決を掲げており、拉致問題に関する会合の中でも、「ちょっとでもチャンスがあれば対話をし、解決に結び付けていきたい」と述べています。
今がそのチャンスではないでしょうか?
短距離ミサイルの発射などでごちゃごちゃ言っている暇はありません。
進めるときには一気に進めなければ物事はいつまで経っても平行線だと思います。
対話を重ね、互いに理解し、国 vs 国の関係だけではなく互いの国に暮らしている人たちの幸せを考え、勇気ある決断をしていってもらいたいものです。
さて、これからますます日朝の行方が気になりますね
今年は、日朝関係をはじめとする、東アジアをめぐる諸問題について大きな変化が起こる年になるのではないでしょうか
ちわ!
今回の担当は、なお、私です!
寒いですね。本当に日向が恋しいです。人肌も恋しいです
タロさんが会うたびにそんなことばっかり言ってますwww下ネタマシンガンです。止まりません
さて、そんな内輪の話はさておいて、今回は、北朝鮮の遺骨問題に見ていきましょう!
前提から行きましょうか!
北朝鮮地域には、終戦後帰国できずに飢えや病で死亡した人が約3万5千人おり、現在も約2万2千の遺骨が残されているといわれています。怖いですね、戦争は怖いです。本当にノーモア広島です!
遺骨問題とは!
一言で言うと、「日本が韓国を併合し、満州国を建設し、第二次世界大戦(大東亜戦争)に敗れ、終戦後、朝鮮半島で死亡し、取り残された日本人の遺骨をめぐる問題」です。
で!この問題の何に注目しているか!
それは、2012年10月から目覚しい活動を行った民間団体があるんです!
そうなんです!
北遺族連絡会です!!!
じゃじゃーん!!
北朝鮮ウォッチャー界では、すでに「知ってて当前!」になっているこの団体、正式名称は「朝鮮北部地域に残された日本人遺骨の収容と墓参を求める遺族の連絡会」ですです。まぁ、僕の能力では覚えきらんですよ…どうせバカですよ…。
この団体の活動は、簡単に言うと、「北朝鮮での墓参訪朝及び遺骨収集を前進させよーぜっ」っちゅーものです。
ところで、自民党の戦没者遺骨帰還に関する特命委員会は、今年2月17日、戦没者の遺骨収集事業について、2024年までの10年間を集中取組期間と定める行動計画を立てました。そして、「遺骨収集は国家の責務」とする法案を議員立法で国会に提出するように動いているんだそうです。そんでもって、この目的なんですが、政府は、「他国の日本人遺骨であることを示す文書が廃棄されるなどの懸念があることから、遺骨収集を加速させたい」んですって
いいことじゃないか!というか、もっと早くしてくださいよ!といいたい方、まぁまぁ、気持ちはわかりますけど、ちと待ってください
ここからが今回の注目ポインツ!
この計画、北朝鮮の遺骨収集は促進しないんです。
そもそも、なぜ、戦前戦中の国策で朝鮮に移住した日本人の遺骨が戦後67年たった今も北朝鮮に残ったままなのか!?それは、「国交がないから」!!
厚生労働省によると、現在、海外の戦没者約240万人の内、遺骨収集は約120万柱ほど完了しているんですって。
知らない人も多いんでしょうけど、北朝鮮における遺骨収集、墓参訪朝を目的とした民間団体の活動は、実は、結構昔からありました。むしろ想像ですけど、今よりよっぽど熱が入ってたんじゃないですかね。
私も、北朝鮮から帰ってきたというおじいさんから「ワシは、北朝鮮で友人を亡くし供養もせずに日本に帰ってきたんじゃ。供養してやりとーて動いてはみたんじゃが、終戦から景気回復を第一に考えた政策の中じゃぁないがしろにされてのぉ」的な話を聞いたことがあります。…悔しかったことでしょうね…
北遺族連絡会の前身である「全国清津会」は、衆・参議員に働きかけ、北朝鮮での墓参・遺骨収集を前進させるための活動をしたんだそうです。その結果が、北遺族連絡会として、墓参訪朝の達成という成果につながったんでしょうね。
実は、北遺族連絡会、平成24年8月(当時は全国清津会)から平成26年2月現在までの間に8回の訪朝を実施し、なんと!!すでに!!計16ヶ所(会寧、羅津、古茂山、富寧、清津、羅南、咸興、興南、宣徳、富坪里、定平、元山、熙川、亀城、義州、平壌)で墓参を実施しています!!!すごい!!
昨年末、これはこのブログでも話題になりましたが、張成沢の粛清あって、今後の墓参訪朝の可否に関心がありましたが、北遺族連絡会によると、北朝鮮は、「国の体制について問題があったが遺骨問題とは関係ない。これは人道問題なので、これまで同様受け入れ続ける」んですって。ほんまかいの?大丈夫かいね???
この一連の遺骨問題で、墓参訪朝や遺骨収集を実施することについては、こんな見方があります
○ 北朝鮮の外貨稼ぎの片棒を担がされている
○ 日本国内の親北朝鮮団体や、よど号犯との関わりを持つことになり、利用される
○ 日朝交渉の足がかりになる
○ アメリカも朝鮮半島で死亡した兵士の遺骨収集を人道的見地から実施したから、日本も国の責任として遺骨収集を実施していくべき
本当にいろんな意見がありますね!
でも、北朝鮮に対する制裁が続いてますし、安倍首相が「私の政権で拉致問題を必ず解決する」としている以上、日本政府として北朝鮮の外貨稼ぎとも見られる活動に良しないんでしょうかね、それとも、日朝交渉の土台としての価値を見ようとするんですかね…
その中で、日本による北朝鮮を除外した遺骨収集促進の動きに北朝鮮がどの様に動いていくのか、とても、とても、気になる…
また、これも注目ですな!
それでは!あ~あ、冬が終わったら花粉か~なえるな~
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