nixiver8731のブログ

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 いよいよことばに纏める覚悟が出来たというか、”また観たい”歯がゆさを発散する為に更新します。言わずもがな、『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』のレビューです!ネタバレしたいけど、いつもの如く、ネタバレ無しで!!


 既に大旋風を巻き起こして各所各人から好意的で熱狂的なレビューが飛びかっています。見方によって色んな顔を見せる映画でもありまして、人によって様々な意見があって面白いです。本当に賛否両論と言える程の話題とは、このようにことばに有り触れてこそ……なのでしょう!もはやアメコミ映画の金字塔『ダークナイト』とは違った尺度で、アメコミ映画に一擲投じた作品になったのではないでしょうか。


 ダークナイト以後、アメコミ映画には常にリアリティが求められてきました。その影響で失敗した作品もあるくらいに。何度もリブートしたアレとか。近年で言うと、変にリアリティを求めて前半を退屈なドラマで固め、後半で急にコミック映画としての意義を振り切りすぎて自爆したアレとか……。

 前作『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』は奇しくも、スリリングな軍事スリラーなストーリーにマッシヴで『ボーンシリーズ』的な泥臭いアクションが好評を呼びました。

 キャップのスタイルがまさにそれで、シビル・ウォーでも健在なのですが、本作ではアイアンマンやスカーレット・ウィッチが出てくる以上は、そこに落ち着くわけにはいきません。内心では監督であるルッソ兄弟に彼らのようなCGごってごてのキャラが扱えるのか不安でした。

 ですが、その心配は杞憂に終わり、IMAXカメラを使って撮影された空港でのアベンジャーズ同士のぶつかり合いのシーンは、アメコミ映画として空前絶後の魅力を発揮してくれました!

 各ヒーローの個性を最大限魅せ、その上で繰り広げられる連携とユーモアたっぷりの会話の数々。本気のぶつかり合いであるは間違いないけど、胸をぎすぎすさせず安心感まで与えて存分に楽しませてくれる、エンタメ大作として最高のパフォーマンスを魅せてくれた瞬間でした!!

 その中でも特に輝いていたのが、新顔のスパイダーマンアントマン。アントマンは単独映画で既に知れていますが、満を持して参加した新スパイディは今までのスパイディで最高のスパイディでした。

 スパイディやアントマンだけでなく、登場する全てのキャラクターが魅力的なのがこの映画の脅威的な点です。初めて顔を見せたブラック・パンサーも公開を控える単独映画が待ち遠しくなるほどカッコいいです。

 アメコミ映画の本来の魅力を発揮したあとに、ダークなリアリティが胸を抉るように顔を見せます。ここで言うリアルは、人を動かす心の事を差します。

 アイアンマン/トニー・スタークキャプテン・アメリカ/スティーブン・ロジャースジェームズ・ブキャナン・バッキー・バーンズを巡り自分の中の闇と本気で向き合います。この時にいたのは、世界を飛び回っては救うヒーローではなく、悪魔でトニー・スタークとスティーブン・ロジャースという個人なのです。トニーとして、スティーブンとして、ぶつかる理由は避ける事の出来ない当たり前の理由で、どちらも譲れない。最後まで譲りません。それくらい絶対な戦いであり、他者に介在する余地などないのですが、そこにこの作品で提示された問題が、ダイレクトに2人に重なります。そこで見た自分自身の答えこそ、この作品の答えであり、それは自分の中で産まれた答えで、否定できない現実なのです。


 華やかで充実したエンタメ作品として楽しいアメコミ映画本来の魅力を回帰させ、現実でも無視できない問題を描き、それを他人事とは捉えられないドラマを持った二人をぶつけて提示してくるリアリティを持ち……まさに芳醇したアメコミ映画ブームが爆発したような映画でした。

 シビル・ウォーのこのスタンスって、まさにマーベル・シネマティック・ユニバースが体現してきたもの、そのものなんですよね。ルッソ兄弟だけの功績とも言えませんが、それを見事形にして見せた手腕に脱帽です。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』二篇が楽しみでしかたないです。勿論、このあとに控えるマーベル・シネマティック・ユニバース単独もそうですが、公開されるアメコミ映画の数々が。

 シビル・ウォーによって、ドンチャン騒ぎのアメコミ映画も、リアリティに徹して力強いメッセージを持ったアメコミ映画も、素直に歓迎できるようになりました。シビル・ウォーによって、僕の中でさらにアメコミ映画愛が爆発しています!!


インフィニティ・ウォーの最新情報です


シビル・ウォー」はマーベル版「セブン」!? 監督・ルッソ兄弟の真意とは… http://eiga.com/l/6vmna