偽猫少女が吐き捨てた 「愛が、愛がどこにもない」
飾りはまんまと剥げ落ちた 踏んでくれても構いやしない
満ちた器に零れる水 あわてて
新しい器を探していて けり倒す
地を舐める姿も綺麗だね
知らない料理を探してる 自分で作り出すのは嫌い
赤色鼠が噛み付いた 嫌い 痛い なんでもない
探した貴方は裏表 のらりくらり突き刺さるの
誰に何を言ってるのかわからず
暮れる町は我が物顔 どうだい
誰の悲鳴かも判らない
泣かない日などないのなら 泪は全部ただ無駄遣い
あそこに居た偽者は居ない 代わりに作り物が手を繋ぐ
君の居た場所はもう他の人の場所だから
笑い声に殺される
開かぬ口が開いた時 ただただ泣いて崩れるでしょう
ではまた会えたら会いましょう