最近、春感じた?
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外に出ていないので春も何も…と言いたいところですが、昨日、妻子がぼた餅を作ったらしく、それを差し入れてくれたおかげで春を感じる事ができました
●PET-CT検査の結果
胸全体への広がりが見える他、肋骨への浸潤が認められる
●骨髄穿刺(マルク)の結果
骨髄、および骨髄液への浸潤なし
●内視鏡(胃カメラ)検査の結果
胃内部からの異変は認められず
つまり肋骨への浸潤があるからⅣと言うだけで、見方によってはⅡEとも言えるのではないかと個人的には思っています
因みにこのホジキンリンパ腫、日本では悪性リンパ腫患者の5〜10%程度と言う少数派なのですが、欧米では数値が逆転するようで、そのおかげもあって、マイノリティながらもABVD療法と言う標準治療が確立されているようです
このABVD療法と言うのは2週間に1回、以下の抗ガン剤を投与するのですが、それを2回行うと1コースとしてカウントするみたいなんですよ
A…アドリアマイシン(ドキソルビシン)
B…ブレオマイシン(ブレオ)
V…ビンプラスチン(エクザール)
D…ダカルバジン(ダカルバジン)
で、古典的ホジキンリンパ腫の場合は、限局期(大まかに言うとステージⅠ〜Ⅱ)であれば2〜4コース+放射線治療、進行期(先の限局期以外)であれば6〜8コースが標準(部分奏功の場合は放射線治療を追加)となるようで、私の場合は病院の見解では後者ながらも、個人的見解では前者と思えなくもない…と言うところが悩むポイントになりそうなものなのですが、主治医はどちらであっても(と明に言った訳でもないのですが、告知時点のステージングが分からない時点から治療方針は変わっていませんでした)ABVD療法6コースを基本方針とするそうです
つまり抗ガン剤の投与期間は約半年
後日、肋骨への浸潤が認められてステージⅣと言われた際、治療方針について再度聞いてみたのですが、主治医曰く、ABVD療法は6コース以上やっても効果は上がらない事が多い(心毒性、肺毒性の関係から元々、人生で8コース以上の投与は不可)ため、これをMAXとしており、後は効果を見ながら最終的なコース数を決めるとの事
そして必要とあれば放射線治療も実施…となるのでしょうが、この先生、放射線治療に対しては否定的なのか、レントゲンと呼称(昔はそう呼んでいたのかも?)し、余りやりたくないみたいな口ぶりだったんですよ
それに対して私はと言うと…実は同じくでして、可能であれば放射線治療は受けたくないと言う思いがあったものですから、先生の判断に従い、この病院で治療を受けようと決めるに至ったのでした
しかし問題は…と言うよりは、正直に言うとビビっていたのは強い副作用で、今回のABVD療法ですと、以下のような副作用が出やすいそうなんです
●自分で分かる副作用
①発熱(ブレオマイシン投与後24時間以内)
②血管痛(ダカルバジン投与開始から)
③悪心・嘔吐・食欲不振(投与開始後から5日間)
④便秘(投与数日から1週間後)
⑤味覚障害(投与後2日〜2週間前後)
⑥口内炎(投与後2週間前後)
⑦脱毛(投与後2〜3週間後)
⑧末梢神経障害(治療開始後)
⑨心機能障害(治療開始後)
⑩肺機能障害(治療開始後)
●血液検査で分かる副作用
⑴白血球減少(投与1〜2週間後)
⑵貧血(投与数週間後〜数ヶ月)
⑶血小板減少(投与1〜3週間後)
この内、①はサクシゾン(アレルギー予防用のステロイド)を点滴、③は抗ガン剤投与前にイメンドを服用後、アロキシを点滴する事で予防し、⑴は減少状況に合わせてG-CSFを注射、⑵〜⑶は輸血で対処するみたいなのですが、他は症状に合わせて薬を処方するか耐えるしかないらしいのです
この中で私が一番ビビっていたのは②の血管痛…これに特効薬はなく、ひたすら耐えるしかなさそうと聞いたら、誰だって怯むでしょ
ま、どんなに怖くても治療を始めない事には終わりは来ないので、受ける以外の選択肢はないんですけどね
まだまだ、この子達に食わせて行かなきゃならない身ですから頑張りますよ
きっと明日は今日より良い日です
【おまけ】