http://www.nikkei.com/article/DGXNASHC0400R_U3A500C1AC8000/
自民党大阪市議、寄付金を還流 

税理士でもある自民党の新田孝大阪市議(69)が2011年までの5年間に2500万円を自身が代表を務める政党支部に寄付した後、後援会などの関連3団体に一部を還流させ、所得税控除を受けていたことが4日、分かった。

新田氏は「還流との認識はなかった。将来、長男の政治活動に使うための資金だった。誤解を受けるなら今後は対応を考える」と説明した。

政治資金収支報告書などによると、新田氏は07~11年に毎年500万円を政党支部に寄付し、税控除を受けた。このうち少なくとも09年に300万円、10、11年にそれぞれ900万円が3団体に還流していた。

新田氏は当選6回で04~05年に大阪市議会議長も務めた。〔共同〕

 

大阪市議会元議長、長男の会社に政活費全額564万円支出
http://www.sankei.com/west/news/150630/wst1506300039-n1.html

自民党の新田孝大阪市議(71)が平成26年度に受け取った政務活動費の全額の564万円を、長男(36)が代表取締役を務める大阪市平野区の2つの会社に人件費や事務所費として支払っていたことが30日、分かった。新田氏は「人件費や家賃として適正に支払っており、問題はない」と説明している。

新田氏や長男によると、2つの会社のうち、事務代行業の会社に3人分の委託費として毎月25万円、1年で計300万円を支出。新田氏の事務所が入っている建物を所有する別の会社には、光熱費や通信費を含む賃貸料を毎月22万円、計264万円を支出していた。

新田氏は、事務代行業の会社の取締役だった。市議会事務局は「会社と市議の財産が混同する計上なら疑義が生じる」と指摘している。新田氏は現在7期目で、平成16~17年には市議会議長を務めている。