五輪チケット 当選通知の偽メールにご注意 組織委「詐欺の恐れ」

6/18(火) 18:50配信

産経新聞

 2020年東京五輪観戦チケットの抽選結果が20日に発表されるが、大会組織委員会は、当選の通知を装う偽メールが送られてくる危険性があるとして、注意を呼びかけている。偽メールに書かれたURL(インターネットサイトのアドレス)からクレジットカードの暗証番号などが盗み取られる恐れがあり、正規の通知メールにはURLを盛り込まない方針だ。

 ネット上では実在する企業や組織を装って、個人情報や金銭を盗み取るフィッシング詐欺被害が相次いでいる。東京五輪に関する偽サイトもすでに100件以上が確認されており、犯罪グループは世間の関心の高い観戦チケットに目をつけ、今後も巧妙な偽サイトを作成する可能性がある。

 フィッシング詐欺の手口は、有名企業の名称などを使って相手を信用させ、本文で「あなたのアカウントに不正アクセスがあった」などとして偽サイトに誘導。その後、言葉巧みに偽サイト上で個人情報や、銀行やクレジットカードの暗証番号を打ち込ませ、情報を盗み取る。

 メールを受け取った際は送信元やURLを注意深く確認すれば、被害を未然に防ぐことができるが、パソコンに比べ、スマートフォンでメールを見る場合は細心の注意が必要になる。

 スマホは画面が小さいため、送信元のメールアドレス全文が画面上に表示されないことが多い。犯罪グループはそうした状況につけ込み、スマホ画面に表示されそうなアドレスの前半部分だけに、人々がつられるような文言を打ち込む。

 観戦チケットのメールの場合、組織委などのアドレスに似せて、「tokyo2020」「olympic」などの用語が悪用されることが想定される。

 組織委は20日に、チケットの当落を知らせるために、申請者全員に電子メールを送信するが、「本文にURLが明記されていたら偽メールだと思ってアクセスしないでほしい」と呼びかけている。

 このほか、組織委は詐欺防止のために、はがきや電話でも当選通知を一切、行わないことも決めている。



引用:五輪チケット 当選通知の偽メールにご注意 組織委「詐欺の恐れ」




【講師のホンネ】10連休はいらない?

6/15(土) 7:15配信

SankeiBiz

 講師の仕事は、自営業的な一面もある。自分の好きなことをしながらお金をもらえて、自分のペースで仕事をしようと思えば、わりとやりくりできる。一方、タレント活動と一緒で仕事がなければ収入はゼロ。ここがフリーランスのつらいところ。もちろん、現場に穴を空けられない。健康にも気を遣うし、仕事をなくす心配もする。先日の10連休での出来事。同業の講師メンバーは時間の使い方が多様だった。企業の研修を中心としている講師は、当然のことながら10日間、仕事はなかった。「どうせ、仕事がないなら、この機会にゆっくりする」と、ヨーロッパなどへ10日間以上の旅に出た講師も多かった。(大谷由里子)

 また、「普段できなかったことをやる」と、実家の片付けや自宅の片付けを決め込んだ仲間もいた。逆に、お片付けの指導を行っている講師は、「この機会に家の片付けを手伝ってほしい」と、もっぱら現場の仕事がビッシリと入っていた。コミュニケーションや自己啓発系の講師は、この機会こそ「チャンス」と、全国を巡るツアーや、自主開催のセミナーを企画。連休を活用して、学びの時間に充てたいという人たちのニーズに応えていた。

 特に語学系の講師は、「この機会にしっかり英語を勉強したい」「次は、中国語も勉強したい」という生徒さんの需要があって大忙し。

 わたしも、普段なかなか開催できなかった「講演の台本づくり」と、「講師のネタ磨き」を、少人数制の講座にして自主開催してみた。「参加者が1人でも、2人でもやろう!」と、腹を決めて募集すると、何と、全ての講座が早々と満席。参加者の中には、「この機会にしっかり自分磨きをしておきたくて」と話す前向きな現役の講師や、「講師を頼まれるけれど、なかなかその勉強をする機会がなくて」と話す経営者の方々、「将来、講師もやりたいので、この機会に勉強しようと思って」と言う企業の幹部など、お互いに刺激し合えるすてきな時間となった。「10連休なんていらないと、答える人が半数」との報道を見ながらも、時間の使い方は人それぞれと感じる。環境の変化を見ながら、楽しく動けると連休も悪くないかもしれない。次は夏の9連休。

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【プロフィル】大谷由里子

 おおたに・ゆりこ 奈良県生まれ。1985年、吉本興業入社。横山やすしのマネージャーを務め、宮川大助・花子などのタレントを次々と売り出した「伝説の女マネージャー」として知られる。2016年3月、法政大学大学院・政策創造研究科を修了。「笑い」を用いた人材育成法は、NHKスペシャルや日本経済新聞など多くのメディアで話題に。著書は35冊を数える。



引用:【講師のホンネ】10連休はいらない?