阪神淡路大震災から早15年、僕はすでに東京へ上京していたので被災はしませんでしたが、実は神戸新聞会館のビルで働いていた事があるんです。

先週テレビで当時の新聞記者の苦悩と活躍を描いたドラマが放映されましたが、まさにあのビルの中、傘下の映像会社でカメラ・アシスタントをしていたんです。

ドラマでは当時のビル内の雰囲気がよく再現されていて感極まりました。

大災害の時、カメラマンはどうあるべきか…辛い気持ちはわかります。

また大災害とは違いますが、救急病院24時みたいな番組を撮影していて、今まさにレンズの中で人が亡くなり、遺族となった方に撮るな!と詰め寄られた事もあります。

俺は何をやっているんだろうとファインダーが曇りました。その時、後ろを振り返ると若いディレクターは逃げてしまって居ませんでした。

誠意を持って謝りながらも撮り続けるしか無いんでしょうね。

ただ人手が必要な時はカメラを置いて助けなければ倫理に叶いません。

またいつかこういう修羅場を経験する事があったらどうするか…。

正直答えは出ません。