今年、未だキャンプに出かけていない。コロナ禍による影響もあるが、何より天邪鬼な私、最近のキャンプブームに背を向けたい気持もあった。

 冬に入り、キャンプに出かける人も少なくなるだろうと思うと、無性に冬キャンプに出かけたくなった。

 私が持っているテントは2張り。

 小川テントのMilford23と、昨年4月に購入したネイチャーハイクの2人用テント。

 

 

 現在、私が所有している小川のテントは廃番のようだ。3シーズン適用なので、冬キャンプにはちょっと厳しいかも。

 ネイチャーハイクに関しては、オールシーズンとなっているが、如何せんインナーテントの半分ほどがフルメッシュのため、夏場のキャンプには適しているだろうが、冬場となると不安が募る。

 また、いずれのテントもフライシートにスカートが付いておらず、冷たい外気が襲ってくるだろう。夜間に入ると、快適な睡眠が保証できない。

 テント内の保温に関しては、3シーズンの小川テントに軍配が上がるかもしれない。ならば、小川テントで冬キャンプに出かけてはと思うが、やはりフライシートにスカートがないのは致命的だ。外気がまともにテント内に入ってくる。どうしたものか。

 人が少なくであろう冬キャンプへの思いは強くなるばかり。

 

 数日前から、各社のテントを3つの条件の基に比較してみた。

 ・安価であること。

 ・フライシートにスカートがあること。

 ・テント内に広い前室があること。

 この3つの条件に適したテントを検討した結果、候補に残ったのはハスキー社のファイターと、ロゴスのツーリングドゥーブル2人用テントに絞り込んだ。

 

 

 先にあげた3つの条件を比べると、価格はほぼ同等。スカートに関してはいずれもクリアー。そして、前室も確保されているが、ロゴスの方が広いようだ。しかし、テントの強度や性能を比べるとハスキーが圧倒的に優れている。

 ハスキー社はチェコのプラハにあるアウトドア―メーカーで、ヨーロッパ各国の軍隊やアルピニストに愛用されているようで、このテントは山岳用テントと云っていい。

 北アルプスをカッポするのであれば、ハイキー社のテントを選んでいただろうが、いまは車をテントサイトに横付けする自称・キャンパーである。悪天候になれば、車に逃げ込むこともできる。

 お陰様で私の車には、テレビ・電子レンジ・ポータブル冷蔵庫、そして簡易キッチンも付いている。さらに1900Wまでのインバーターも積載されているから、電気ヒーターの使用も可能となっている。もちろん、一人が横になるスペースは確保されているから、わざわざテントで寝る必要もない思う人もいるだろうが、やはりテント泊と車中泊では違うような気がする。

 ハスキーかロゴスか迷ったが、軍配はロゴスに上った。全室の広さが魅力的だった。

 

 そのロゴスのテントが、昨日届いた。室内で試し張りをしたが、前室の広さは予想以上。そして前室の入り口は、タープ代わりにもなる。ただ、強度的には不安が残る。

 

 早速、通年営業のキャンプ場を探したが、私の住んでいる近隣では2~3ヵ所だけ。もっとも近いキャンプ場では、12月の土日は予約で一杯とのこと。平日は予約なしでの利用が可能なようだ。

 年内中にはデビューしたいと思っているのだが。

 

 ところで、夏場を快適に過ごせるであろうネイチャーハイクのテントを、今日、リサイクルショップに持ち込んだ。わずか2回、私の別荘として利用しただけなのに2000円の査定。

 売買契約書にサインし、現金を受け取ってきた。

 小川のテントに関しては、もうしばらく手元に置いておくつもりである。