昨日、ユニクロのヒートテックの最新テレビCMで、中島みゆきの名曲「ファイト !」が流れていた。

 高校球児が、自主練で素振りやランニングする映像や、各職場で働く人々姿が描かれた映像で、何よりも、高校生と思われる少女が、トランペットで「ファイト !」を演奏する姿が印象的なCMである。そして、菅田将暉・小松菜奈のW主演で、中島みゆきの名曲「糸」をモチーフにして制作された映画「糸」を再び観たくなった。

 映画の中で、桐野香(演・榮倉奈々)と漣の幼なじみ・直樹(演・成田凌)が、カラオケでそれぞれに「ファイト !」を歌うシーンを思い出した。

 

 さっそく、映画「糸」が上映されているかどうか、調べてみると、まだ上映していた。

 そんなわけで本日、映画鑑賞に出かけた。

 

 映画「糸」を観る前に、いま話題の「鬼滅の刃・無限列車編」を鑑賞した。

 約400席の座席の半分が埋まっており、朝一番、しかも平日としては、盛況と云っていいのでは。

 私はテレビで放映された全26話を観た「俄かファン」であり、単行本は読んだことがない。

 大画面で観る冒頭の背景が、実写なのでは、と錯覚するようなクオリティーの高い映画になっていた。そして、「鬼滅の刃」に関する予備知識がなくとも、十二分に楽しめる作品であった。

 

 「鬼滅の刃」鑑賞後、すぐに映画「糸」を観ることに。これで2度目である。

 亡くなった母親・香から「泣いている人や悲しんでいる人がいたら、抱きしめてあげられる人になってね」と教えられていた結が、小さな体で

祖父や葵を抱きしめるシーンでは、前回と同様に目頭が熱くなってしまった。

 全体に、物足りなさを感じる作品ではあるが、随所に心動かされるシーンが折り込まれた作品である。