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僕の嫌いな母さんは
とても指の長い荒れた手をしてました
僕の嫌いな父さんは
ごつごつした分厚い手をしてました
どこか綺麗で
どこか素敵で
なんかやだな
僕の手はあまりにも無色
うすっぺらくて細くて寂しい
世間一般てきになら綺麗だと言われるだろう
なにも支えることはできないけれど
僕の嫌いな母さんは
いつも笑顔で迎えてくれました
僕の嫌いな父さんは
厳しく優しく叱ってくれました
どこか暖かくて
どこか優しくて
吐き気がするよ
皮肉でしか周りが見れなくて
ただ人に埋もれるだけの僕
屁理屈並べてかっこつけて生きていく
結局なにも残せない 残らない
信号無視して歩いてみる
似合わない色で髪を染めてみる
ピアスの穴を開けてみる
吸えないタバコを吸ってみる
本当の僕はひとりぼっち
迷子になって泣いていた
とうとう涙も枯れ果てた僕は
ひとり静かに
干からびた
