動画配信システムとは一般的に、特定のユーザーや組織内のみ視聴できる動画コンテンツを配信するシステムのことを指します。ネットで動画を視聴する人が増えたほか、研修・教育や商品の販促で動画を利用する組織も多くなったことで、動画配信システムの需要が高まっているのが現状です。そのため動画配信システムの構築に興味のあるエンジニアも多いのではないでしょうか。
動画配信システムを構築するには、その前に動画の配信方法について理解しておく必要があります。動画の配信方法は主に3つ。動画データが順次端末に転送され再生していくストリーミング配信、動画データを端末にダウンロードしながら再生するプログレッシブダウンロード配信、データの暗号化やドメイン・IP制限などにより不正コピーを防ぐDRM配信です。
ストリーミング配信は動画データが端末に残らないため、映画などのデータが重くなってしまう長尺の動画に適しています。プログレッシブダウンロード配信はダウンロードが完了すれば途切れることなくスムーズに視聴することが可能です。DRM配信は厳重に著作権を保護しなければならない動画を配信したい場合に向いています。
配信方法によって必要な知識は異なり、たとえばサーバひとつとってもそれぞれに違いがあります。プログレッシブダウンロード配信はWebサーバのみで配信できますが、ストリーミング配信はWebサーバに加えてストリーミングサーバも必要です。DRM配信の場合はライセンスサーバが必要になります。そのためそれらの知識が必要です。
参考情報：http://dogahaishin-service.com
