親子にとっての最善の距離感は難しいですね。

 

お母さん(お父さん)がべったりくっついていると成長できません!伸びません!ということを盛んにいうアドバイザーもいるわけですが、それって画一的に言えることではなく、

 

塾×子供のタイプ×学力×残り時間×親のパワー×志望校

 

などという、わりと複雑な積算によって導き出されるものだと思うので、家庭によって違うし子供によって違うんじゃね―の、という気がします。世の中にはコーチングだとか受験アドバイザーだとかでお金稼ぎをしている人がいるようですが、結局のところやっていることは占い師と変わらない気もしているわけです。

 

学年や時期によって距離感が変わる、課目によって可変式であるというご家庭もあるでしょう。低学年はべったりだったが、高学年はもうプリント印刷マシーンと化していたという方も多いです。

 

これは塾の先生にも似たようなことが言えるかもしれません。有能な先生って、集団授業をしていても、どこかフォローが個別指導的です。声のかけ方や指摘の仕方、「この子はここまで知っておいたほうがいいな」「こいつはこの問題できないと志望校的にアカンやろ」ということを意識して授業してくれるプロ講師にあたった子たちは幸せ者ですね。ほめて伸ばすタイプ、叱って伸ばすタイプなども、プロ講師は上手に使い分けますね。