どうも、読書家の西浦龍太郎です。
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本日ご紹介する本はこちら、「嫌われる勇気」です。
この本のポイントの一つは、読みやすさにあると思っています。
何故読みやすいのかというと、本の書き方にあるのではないでしょうか。
例えば、この本の書き方である対話形式、それから専門用語を多用しない文章の書き方、そこにあると思います。
さて、早速この本の内容と感想を書いていきます。
まず、この本は人の幸福に焦点を当てています。
人はだれでも変わることができる。
世界は複雑ではなく人が思っているよりもシンプルである。
人はだれでも幸福を求め、それを実現することができる。
こういったテーマで文章が進んでいきます。
この本で面白いと思ったエピソードの一つは、トラウマなんてないという話です。
例えば、自分にはなにかのトラウマがあるから、できないことがある。
という因果関係は本当は違って、そのトラウマを理由にして自分が本当にしたいことに挑戦していないだけなんだと。
この言葉には正直私もはっとさせられてしましました。
また同じように、怒りや劣等感もなにかの事象の原因ではないという論理が成り立つのです。
つまりアドラーが言いたいことは、大切なことは自分が変わる勇気なんだということです。
変わる勇気がないから、トラウマや怒り、劣等感を言い訳として変わろうとしない原因を作ってしまっているということです。
これには本当に共感できる私がいました。
確かに、成功するか失敗するかわからないことは、自分で言い訳を作ってそれをやらない、という心当たりがありました。
もう一つのエピソードは、世界はシンプルである、というエピソードです。
今人が悩んでいることは、ほとんどが対人関係にあるということなんです。
それを踏まえ、アドラーが大事だと説いているポイントは、自分のことと他人のことを100%分離させろということだったんです。
自分に関係のないことはどうでもいいと考えること、これが大切だそうです。
そこでアドラーが考えた禁止事項は、「承認欲求を満たそうとしないこと」です。
具体的には、褒められようとしないこと。
そうしなければ、褒められなければ何もしないという人間になってしまうからだというのです。
しかし、ここには大きな欠点があり、褒められなければ何もしないということは、他人が自分の行動を決定することになってしまうというのです。
確かに、褒められなくても自分のしたいことをするというのはほんとうの自由な感じがします。
次の禁止事項はこちら、「競争をしない」ということです。
競争をしてしまうことで、自分の価値を誰かと比べてしまうことになります。
私は、他人と競争をしないならば他人とはどういうふうに付き合っていけばよいのだろう?という疑問をここで持ちました。
その答えをアドラーはすぐに出してくれます。
それは、他者とは仲間になれということです。他者に貢献することを目標にしろというのです。
実は人間は、他者に貢献することで幸福を得るのです。
例えば、大金持ちになった人がその後も働き続ける理由がそうですよね。
そして、最終的に導き出される一番重要な、幸福になる方法はとてもシンプルです。
「その一瞬を全力で、集中して生きろ」ということです。
ここまで、ざっとですが本の内容をご説明させていただきました。
実際に読み終わってみると、書いてあることはとてもシンプルで一回はどこかで聞いたことのある言葉だとも思いましたが、この本で読むことで何故か新鮮に感じられました。
私は基本的に今は幸せだと感じていますが、やっぱり時々他人が羨ましいなと感じることもあります。
しかし、この本を読んで学んだ知識と照らし合わせると、他人と競う必要がないためそもそも羨ましいと感じる必要がないということに気づきました。
また、自分が本当に挑戦したこと、やりたいことができたときは、言い訳は作らない。
もし、何かのせいでできないと感じている理由があるならば、それは自分が作り出しているものだと考えるようにしようとも思うことができました。
また、私の中で一番響いたのは、「褒められようとしない」という言葉です。
やっぱり人間は褒められるのは嬉しいです。だから褒められるのは嬉しいはずです。
しかし、その喜びは結局は他人任せだったんですね。
私はそれには今までで気づいたことはありませんでした。
必要なのは相手を感謝する気持ちだけで、自分がなにかに貢献したとしても見返りは求めないように、そうやって生きていくことがいい気がします。
最後になりますが、今回も私の「西浦龍太郎の暇つぶし読書」のブログを読んでくださりありがとうございました。
本日ご紹介した内容が皆様の幸福の助けになれば幸いに思います。
このブログでは主に読んだ本を詳細に紹介することを目的として運営していますが、
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それではまた次回の記事も楽しみにしていてください。