色はにほへど      
散りるぬるを

 

我が世誰そ

常ならむ有為の奥山

今日越えて浅き夢みし

酔いもせず

 

この歌を現代文にするとこうなるのです。

これは作者不詳であるが「空海」説も

でるようなもので仏教の悟りに近いもので

10~11世紀頃出来たようでひら仮名の

基礎的な物であり「事のイロハから」と

言われたりもする。昔、47音を1回使い  

歌を詠むのが流行った時75調で圧倒的な

秀作であり唄は広まった。

 

(花は)散ってしまうものである

のですはのですろうか

いろいろなことがある(人生の)深い山を
今日も越えて(いくのだが)

浅い夢など見ることはしない
心を惑わされもしない

 

 

    万物は常に生成・変化・消滅しており,
一時もとどまってはいない
色は匂へど   散りぬるを  
諸行無常 ショギョウ ムジョウ  
 
      生あるものは必ず滅びる
我が世誰ぞ   常ならむ  
是生滅法 ゼショウ メツホウ  
 
    生まれ死ぬという無常の現世を超越して,
悟りの境地に至り
有為の奥山   今日越えて  
生滅滅已  ショウメツ メツイ  
 
  煩悩に満ちた現世を脱し,
生死の苦から解き放たれたとき,
真の楽しみの境地が開かれる
浅き夢見じ   酔ひもせず  
寂滅為楽 ジャクメツ イラク