西新宿歯科クリニック 院長の武末です
私はこんな人になりたいなあという憧れを持ったのは
かなり最近で、それまでは「俺は俺」みたいなちょっと
斜に構えたところがありました。
まあ、今でもかなりあるんですけど・・・
で、初めてこんな人になれたらいいなあと憧れた人がいます。
それが白洲次郎さん (1902~85年)
慎重180センチ以上で端正なルックスと洗練されたファッションセンス。
日本で最初にジーンズをはいたとも言われています。
町田にある旧白洲邸武相荘(ぶあいそう)にはそのうち行きたい
とずっと前から思っていながらまだ行けてませんでした。
そしたら、偶然にも昨日の夕刊で9月10日から23日まで銀座松屋
で「白洲次郎と白洲正子展」 が開かれるとの朗報をキャッチ。
戦後のGHQとの折衝にあたり「従順ならざる唯一の日本人」とまで
言われたその個性の強さとファッションや車へのこだわり。
80歳までポルシェ911を乗り回していたというのはあまりにも
有名な話です。
憧れという言葉を唯一使いたくなる男性がこの白洲さんです。
奥様の正子さんも能、評論、紀行、古美術などに関する著書も
多数でています。
この夫婦も我が家とは全く違ったスタイルですが、元祖セレブ夫婦
でもあり、憧れは尽きません。
こちらは正子さんと親交が深かった青柳恵介さんの著書
「風の男 白洲次郎」
こちらは白洲さんの生き様がよく表れている遺言書です。
やばいくらい格好よくないですか?当時49歳の写真。
公式な場所へはこうして必ず英国式のスタイルだったそうです。
ちなみにまったく関係ないのですが・・・・
左が祖父(当時80歳)真ん中:祖母(当時75歳)、恥ずかしながら
右は・・・・19歳の時の私です。
キャラは全く違いますが、白洲さんの端正はルックスは実は
歯科医師でもあり、父方の祖父であった祖父と似てる部分が
あるのも勝手に親近感を持つ理由の一つでもあります。
祖父の血を1/4も引き継いでいながら私はというと、その面影さえ
ないのが残念ではありますが・・・・
学生時代から先輩にも言うべきことを言って「生意気な後輩」と
目をつけられ、仕事をするようになっても、上司や先輩に
決してひれ伏すことはしませんでした。患者さんに対しても
少し冷たく思われる部分もあるかもしれません。家内にも
「どんな場所にいてもあなたはそこで一番偉そうにしてる」と
怒られたこともあります。
そんな気質の私だから、きっと白洲さんのような生き方に
あこがれてしまうのかもしれませんね。
開催期間中は学会などで、かなり忙しいのですが、何とか
時間を見つけて銀座へ行きたいですね。