こんにちは!西尾で読書会。の宮子京(みやこ けい)です!

 

夏の暑さが少しずつ和らいできましたが、それでもまだ少し暑さを感じる今日この頃です。

 

いよいよ秋のシーズンが到来しますが、読者の皆様は、いかがお過ごしでしょうか?

 

 

 

さて、今回の記事では、

 

鈴木秀子『逆風のときこそ高く飛べる』青春出版社、2015年

 

という一冊をご紹介いたします。

 

 

 

この本のタイトルは、『逆風のときこそ高く飛べる』

 

ですが、この「逆風」とは、「生きている中で自分の身に降りかかるあらゆる困難」のことであり、

 

それを、「飛行機が揚力を発揮するのに必要とする逆風」に例えているところが斬新でした。

 

 

よくピンチはチャンスと言いますが、

 

「ピンチや困難を通して自分を大きく成長させてくれる貴重な気付きを得る」

 

というようにとらえても良いと思います。

 

 

 

ここ最近の私自身が、

 

「最近、なんだか生活全体が上手く回っていないような気がする…」

 

真夏の暑さでささいなことでイライラしがち、人と上手く関われなくてモヤモヤしていました。

 

そこにさらに、

 

「あぁ、あのときこういう風に説明すればよかったのかな」

 

「あの時の身の振り方がちょっとまずかったかも」

 

と逐一考え始めてしまったら、もはやマイナス思考の無限ループに突入してしまいます。

 

世の中の時間の流れは刻々と進んでいっているのに、

 

自分の心の中の時間は上手くいかなかった過去や、

 

(たぶん)上手くいかない未来をグルグルと考えている非常にツマラナイ時間の過ごし方になってしまっていました。

 

 

 

この本から学び取れる最大の学びの一つは、

 

「何が起こっても、ありのままの事実をたんたんと受け止めていくことの大切さ」

 

だと思います。

 

 

 

私も、毎日生活しているなかで、思わぬタイミングで感謝の言葉を頂けたりすると、

 

「今、最高に幸せ!」

 

と非常に嬉しく思ったり。

 

良かれと思っておこなったことが完全に裏目に出てしまった時には、

 

「あー、これでは、ダメじゃん…」

 

と、自分の不徳の致すところにガックリ肩を落とすほど悲しく思ったり。

 

一所懸命に頑張ったけれども、全く結果が伴わず

 

「どうして?なんで、こうなるの?」

 

と疑問と嘆き半分ずつの気分になったり。

 

くるくると目まぐるしく変わる自分の心の動きが非常に面白いと思います。

 

感情がくるくると変わるのは面白いですが、そのように自己理解していても疲れるときには疲れますね、笑。

 

 

 

話がだんだん本筋から逸れてきてしまいましたので、軌道修正をします。

 

 

 

現状として、相変わらずコロナ禍の第二波の影響で、あらゆる困難が私達に降りかかっている状況です。

 

晴れて高校や大学に入学したのに、コロナ禍で学校生活が心ゆくまで楽しめていないのが悲しい。

 

念願の企業や団体への就職を見事に決めたけども、組織の業績がコロナ禍の影響で安定しないのが不安。

 

想像もつかなかったような困難に見舞われている方がものすごく大勢いらっしゃると思います。

 

 

 

先ほどの、

 

「何が起こっても、ありのままの事実をたんたんと受け止めていくことの大切さ」

 

のお話を少し出しましたが、これを手にするためには、思考回路の複線化が必要だと思います。

 

「ピンチや困難を通して自分を大きく成長させてくれる貴重な気付きを得る」

 

 

という観点で物事を見直してみると、新しい一面が見えてくることが有ります。

 

本を開いた扉のページにて、この本をシンプルにまとめた言葉が次のように紹介されています。

 

 

 

”60年以上、世界中の人々を癒してきたシスターからの心を支える「言葉」の贈り物”

 

 

 

自分一人で悶々と考え続けるよりも、ときとして一冊の本が解決方法の入り口を示してくれることが有ります。

 

ほとんど思い通りにならない不確実な現実と向き合う勇気をくれる一冊でした。ぜひともご一読ください。

 

 

 

本日も、記事を最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

それでは、また次回!