こんにちは!西尾で読書会。の宮子京(みやこ けい)です!
読書は、いつでも未知の世界への道を開いてくれます。
週末は、読書の時間がまとまって確保できるので、週末がいつも待ち遠しい私です。
さて、今回の記事でご紹介するのは、
芹澤桂『ほんとはかわいくないフィンランド』幻冬舎、2020年
です。
「??」
「フィンランドがかわいくない?」
「どういう意味だろう?」
本屋さんで背表紙のタイトルを目にして、次から次へと疑問が浮かんできて、気になりすぎてしまい購入しました。
フィンランドと言えば、サンタクロースの話、世界一まずいと言われている飴(サルミアッキ)などが有名ですが、綺麗なオーロラが発生することでも有名です。また、サンタクロース村という夢の生まれる場所もあります。
芹澤さんのこの作品は、
「フィンランド人男性と結婚した日本人女性のフィンランド生活についての生活エッセイ」
という意味合いの強い一冊だと思います。
読み進めると、日本とフィンランドの文化の違い、つまりカルチャーショックが発生しうるポイントが、
笑い話あり、感動のお話ありで、赤裸々につづられており、とても面白い一冊です。
例えば、サルミアッキが世界一まずい飴と言われている理由だったり、
「そうだったんだ!」
とフィンランドの良さがめちゃくちゃビシビシと伝わってくるようなフィンランド愛に満ちた作品です。
あれ?でも、本のタイトルでは「ほんとはかわいくないフィンランド」と書いてあるけど?という点で、ムクムクと疑問が膨らんできます。
フィンランドに行ったことがある方、今から行ってみたいという方どちらのタイプの方でも確実に楽しめる本です。
ちなみに、私は、フィンランドに行ってみたいという人です。
私の将来の夢の一つは、フィンランドに旅行して、オーロラを妻と一緒に見ることです。
1人で見に行くのはどこか味気ない感じがするので、「妻と見に行く」というのが非常に重要なポイントです!
オーロラを一緒に見た、という思い出を共有したいです。
そのためには、一生懸命に働いてお金を貯める必要が有りますが、
夢の実現に肝心なのは、まず結婚してくださるお相手を見つけることです。👍
「その段階からですか!?」
という鋭いツッコミを期待したネタ振りをしてみました。
(ちなみに、めちゃくちゃ長生きして、民間宇宙船が一般化した時に宇宙側からオーロラを見るのも夢です!)
話は本題に戻りますが、『ほんとはかわいくないフィンランド』という題名について
実はとてつもなく大きな一捻りが施されています。
この本を一通り読み終えると、
「あぁ、そういうことね!」
とタイトルにしっかり納得できるようになっています。
いろいろな生活エッセイがあると思うのですが、この本はフィンランドでの生活を伺い知ることが出来る貴重な一冊です。
それでは、また次回!