こんにちは!
西尾で読書会。の宮子京(みやこ けい)です。
世界的なコロナ禍のもとで過ごして、気が付けば6月を目前に控えている今日この頃です。
読者の皆様は、いかがお過ごしですか?
「年々、暑い日が始まるのが早くなっているかも?」
自転車や徒歩で移動する時に、外気温の暑さを肌にじりじりと感じるようになってきました。
さて、今回ご紹介する一冊は、
ヴィヴィアナ・マッツァ『グレタ・トゥーンベリ』金の星社、2020年
です。
この本は、「10代の環境活動家」として大活躍しているグレタ・トゥーンベリさんを紹介している一冊です。
グレタさんは、読者の皆様がご存知のように、スウェーデンの環境活動家。
地球の気候の問題を未来に先送りしたり、見ないふりをし続けてきた私たち大人の意識を変えるように活動を進めているグレタさんの考え方や行動力には、ただただ「すごい!」の一言に尽きます。
本の中でも紹介されていますが、ご自身のアスペルガー症候群と向き合う話も載っており、
「私も頑張るぞ!」
という気持ちになることが出来ました。もっとも、発達障害が有っても無くてもすごい人は、とことんすごいのですが、あらゆる分野の第一線で活躍する人達の中に発達障害の方がいらっしゃると、私は精神的な面で励まされます。
私としては、現実の日常生活の中と本の世界の両方で、いかにしてたくさんの素晴らしい人と出会うかということを考えると、この本を読んでよかったという感想になります。
冒頭で少し書いたお話の続きなのですが、
「年々、暑い日が始まるのが早くなっているかも?」
という実感を一つとってみても、
「未来に生じうる環境問題と結びつけて深く考えることが10代の時の私には出来ただろうか?」
と自問してみました。10代の時の私には、おそらく難しかったでしょう。
そういった観点で考えても、グレタさんを本当にすごい人だと尊敬します。
さて、この本には、2019年の国連気候変動サミットと2020年のダボス会議でのスピーチの全文が載っています。
今を生きる私たちが「環境問題」への対策に真剣に取り組むことは、将来の人類により良い地球を渡すことにつながる、ということが良くわかる一冊です。
今後のグレタさんの活動にも注目していきたいです。
それでは、また次回!