全国の皆様、こんばんは!
ニシオde読書会。の宮子京(みやこ けい)です!
今日は台風15号の影響で、地域によっては大雨が降っているという天気ですね。
台風の通過を待つ中で、いろいろと大変な思いをされている方が大勢いらっしゃると思います。
被害が拡大することなくいち早く台風が早く通過していってくれることを祈っています。
さて、今日の一冊は、
ラス・ハリス『相手は変えられないならば自分が変わればいい マインドフルネスと心理療法ACTでひらく人間関係』
という本です。
それでは、さっそくご紹介させていただきます。今日のような雨が降る休日は、家の中でひたすら待機していなければならないことが多いですよね。
そういう状態が気詰まりという方も少なからずいらっしゃると思います。実は、私もそういう人のうちの一人です。
大雨が降ったりすると、気持ちも塞ぎがちになってしまいますよね。家から出られない分、大好きな読書がサクサク進むところだけはありがたいですが、家族も同じように気詰まりだとしたら
些細なことでの心の衝突は避けられません。
ところで私たちはなぜ感情に足を引っ張られるのでしょうか?
心の中の言葉にならない感覚が、知らず知らずのうちに自分の言動に現れていることが有ります。
このマインドフルネスについての本は、奥さんや彼女といった大切なパートナーと一緒に取り組めるワークが豊富に紹介されています。
1人で黙々と内面を見つめなおすのは難しいですし、仮に何か発見があったとしても、パートナーとともにより良い人間関係を育むうえでは、最愛のパートナーの協力が欠かせません。
「家族だから、まぁ、これくらいは良いでしょ」という気持ちになるのではなく、
「家族だからこそ、建設的に話し合って共有したい」という観点で読むと、本の中の一文一文がキラキラと精彩を放って見えるような気がしました。
日頃からできるコミュニケーション的側面の強い上手い口ゲンカの仕方や、お互いが相手に対して抱いている愛情の定期的な確認の話し合いなど、ためになるワークや話題が盛りだくさんの一冊です。
本の中に全体的に流れている考え方をざっくりと私なりに要約してみると、
本の題名にもあるように、相手は変えられないならば自分が変わればいい。「今、この瞬間に、どうありたいか」という自分への問いかけを重ねていくことで、考え方に少しずつ柔軟性を持たせることが出来るようになる。愛情表現の一つの形としてマインドフルネスの考え方を生活に取り入れるという方法によって、まずは自分が変化していくとパートナーとの関係が少しずつ変化していくこともある。
となります。
この話のまとめとしては、
ある海外の高名な精神科医の方が、「過去と他人は変えられない」という言葉をこの世に残しておられます。
今まで上手くいかなかったパートナーとの関係も今更変えることが出来ません。
他人は自分自身ではないので、自分が思い描いたようには変化してくれません。
だからこそ、自分がより良く変わればいいのです。
それでは、また次回!