マグニチュードと震度はどう違うかご存じでしょうか?
私はなんとなく知っているようでいて
はっきりとした違いは知りませんでした。
マグニチュード-地震のエネルギーの大きさ(1つだけしかない)
震度-特定の場所で 感じる揺れの強さ(場所によって異なる)
たとえば、東日本大震災では
マグニチュード: 9.0
最大の震度-7
仙台: 震度6強
東京: 震度5強
大阪: 震度3
名古屋: 震度4
だそうです。
◆
今年から神戸にある
人と防災未来センターのボランティアをはじめ
昨日が1回目の活動でした。
日曜日の午後、私が担当したのは
数年前に新しくできた体験型のエリア。
ここでは
津波を起こして、そのメカニズムを知ることができたり
高気圧と台風の関係を体感できたり
ハンマーでたたいて地震を起こして
地震波の広がり方を知るといった体験ができます。
私は今回初めてだったので
ベテランのボランティアのUさんに
いろいろ教えてもらいました。
◆
日曜日の午後 、昨日は訪れる人も少なかったので
Uさんは積極的に訪れる人一人一人に声をかけて
説明をされていました。
フランス人のお客様には
なんとポケトークを使って
フランス語で説明されていました。
私は知らない人に声をかけるのに
つい躊躇してしまうので、
「Uさん めっちゃすごい!」って思いました。
◆
「地球は19枚の固いプレートに覆われています。
海のプレートと陸のプレートがあり、
日本に地震が多いのは、
日本の近くには4枚のプレートがあるから。
海のプレートが陸のプレートを引っばって
沈んでいくことで歪みが生じ、地震が発生します。
さらに、陸のプレート内部にも歪みができることがあり、
これも地震の原因となります。」
Uさんは地震の起こる仕組みを
日本語⇒フランス語で簡潔に説明しています。
体験型のコーナーでも、
それぞれの使い方や、どうしたらうまくいくか
丁寧に教えています。
3階の別のエリアには
地震や津波、風水害の現場を
VR映像と音声で体験するコーナーがあります。
1階では、災害に遭遇したとき、自らの命を守るために
どうすべきかを描いた
「にげよう-大切な命を守るためにー」
という15分の映像を上映しています。
こういった 別のエリアで体験できることや
それぞれの上映時間も、Uさんはお客様に伝えています。
ここまでするんだな、と
Uさんのお客様を楽しませようとする熱意に感心しました。
◆
ここは、神戸の中心から少し離れたところにあるのですが
日本の各地からだけではなく
フランスやオーストラリア、カナダなどからも
ご家族や個人で訪れている方にもお会いして
災害にも興味を持って来てくれる方が
結構いらっしゃることにも驚きました。
自分とは全く縁のなかった
気象の話、地震や台風が起きる仕組みについて、
楽しく自信を持って話ができるようになりたいですし
そのうち このセンターと
近くにある神戸の酒蔵を案内するツアーなんかも
やってみたいなあ なんて思いました。
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