マグニチュードと震度はどう違うかご存じでしょうか?

私はなんとなく知っているようでいて
はっきりとした違いは知りませんでした。

マグニチュード-地震のエネルギーの大きさ(1つだけしかない)
震度-特定の場所で 感じる揺れの強さ(場所によって異なる)

たとえば、東日本大震災では
マグニチュード: 9.0
最大の震度-7
仙台: 震度6強
東京: 震度5強
大阪: 震度3
名古屋: 震度4

だそうです。


今年から神戸にある
人と防災未来センターのボランティアをはじめ
昨日が1回目の活動でした。

日曜日の午後、私が担当したのは
数年前に新しくできた体験型のエリア。

ここでは
津波を起こして、そのメカニズムを知ることができたり
高気圧と台風の関係を体感できたり
ハンマーでたたいて地震を起こして
地震波の広がり方を知るといった体験ができます。

私は今回初めてだったので
ベテランのボランティアのUさんに
いろいろ教えてもらいました。


日曜日の午後 、昨日は訪れる人も少なかったので
Uさんは積極的に訪れる人一人一人に声をかけて
説明をされていました。

フランス人のお客様には
なんとポケトークを使って
 フランス語で説明されていました。

私は知らない人に声をかけるのに
つい躊躇してしまうので、
「Uさん めっちゃすごい!」って思いました。


「地球は19枚の固いプレートに覆われています。

海のプレートと陸のプレートがあり、
日本に地震が多いのは、
日本の近くには4枚のプレートがあるから。

海のプレートが陸のプレートを引っばって
沈んでいくことで歪みが生じ、地震が発生します。

さらに、陸のプレート内部にも歪みができることがあり、
これも地震の原因となります。」

Uさんは地震の起こる仕組みを
日本語⇒フランス語で簡潔に説明しています。

体験型のコーナーでも、
それぞれの使い方や、どうしたらうまくいくか
丁寧に教えています。

3階の別のエリアには
地震や津波、風水害の現場を
VR映像と音声で体験するコーナーがあります。

 1階では、災害に遭遇したとき、自らの命を守るために
どうすべきかを描いた
「にげよう-大切な命を守るためにー」
という15分の映像を上映しています。

こういった 別のエリアで体験できることや
それぞれの上映時間も、Uさんはお客様に伝えています。

ここまでするんだな、と
Uさんのお客様を楽しませようとする熱意に感心しました。


ここは、神戸の中心から少し離れたところにあるのですが
日本の各地からだけではなく
フランスやオーストラリア、カナダなどからも
ご家族や個人で訪れている方にもお会いして
災害にも興味を持って来てくれる方が
結構いらっしゃることにも驚きました。

自分とは全く縁のなかった
気象の話、地震や台風が起きる仕組みについて、
楽しく自信を持って話ができるようになりたいですし

そのうち このセンターと
近くにある神戸の酒蔵を案内するツアーなんかも
やってみたいなあ なんて思いました。