六月二十六日の夕方、午後五時半から午後七時までに相当の量の雨になった。

これは家が流されたり自動車が水没したりした事態とは異なるが、大変だ。

傘を差しても無駄と分かっていながら傘をさす。

頭だけは防げても前進びっしょりとなる。

何せ一粒の雨が大きい。

 

家の前の水路のコンクリートの蓋が、その持ち手の穴が枯葉で埋まる。

すると水は行き場がなくなり、道路を流れる。

その量が多ければ床下浸水となる。

まあ、いいではないか。ほかの地区の人に比べれば容易い。

という訳にはならぬ。

汚い水が押し寄せるのだ。

 

長靴をはいて、穴の確保を目指す。

つまりそうな枯葉、枯れ枝、コーヒーの空き缶、流れ着く木のゴミ。

野球ボールは三個確保した。

今日は子供たちに返した。

 

とにもかくにも一時間半は、全身運動だった。

その結果、床下浸水は免れた。

あと三センチメートル上がれば、浸水である。

その結果が、今日の晴れの日を迎え、晴れ晴れとした。

でも明日、二十八日は朝から雨だという。

どんな悪魔がいたずらしているのか?