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ほぼ開門時間に三十三間堂へ。

20人ほどの参拝者の半分以上は欧米など外国の方でした。


中尊にこれから戸津説法にお邪魔してきますとご挨拶。


三十三間堂前から

用意して下さったバスに乗りました。


冷えたお茶と参加者用に水色のリボンと来月の仏教文化講座の案内ちらしをいただきました。


30分ほどで

滋賀県大津市下阪本に到着です。

駐車場から歩いて5分もかからない東南寺。


既に始まっています。


子どもの頃からローカルニュースや新聞記事で見ていた夏の風物詩の宗教行事。

どんな雰囲気なのだろう⁇と思っていました。



戸津説法とは

比叡山麓、琵琶湖畔西岸の戸津の浜にある、

東南寺で開かれる説法会なので

〝戸津説法〟または〝東南寺説法〟と言われます。


その始まりは

宗祖伝教大師最澄上人が、

比叡山の鎮守・山王日吉権現への報恩感謝とご両親への追善菩提を願い、さらには民主教化のために

『法華経』の説法をされたことによります。

御詠歌の披露がありました。


時々、お寺のこの大きな鐘楼が


合いの手のようにゴォ〜ンと鳴らされるのでビックリしましたびっくり




戸津説法はやがて弟子達が引き継ぎ、

坂本の生源寺、観福寺とこちらの東南寺の三ヶ寺でそれぞれ十日間ずつ三十日間行われました。


織田信長の比叡山焼き討ちの後からは東南寺のみとなり、期間も十日となり、さらに明治以降は毎年八月二十一日から二十五日までの五日間に短縮されましたが、延暦寺と天台宗にとって最も重要な行事の一つです。

立ってお話しされているのが今年の説法師である

青蓮院門跡の東伏見慈晃門主。

左で正座して控えてらっしゃる方は、要所要所でお手伝いをされていました。





説法者は、毎年六月四日に伝教大師の御廟所である比叡山浄土院で行われる「長講会(ちょうごうえ)」(宗祖のご命日に厳修される講経論議法要)において、首座探題大僧正(天台座主猊下)が指名された者が勤めるもので大師のご事蹟を今に伝える名誉ある大役で、天台座主への登竜門とも言われております。


今年の6月4日に指名を受けて…とお話しされ、

そのあと経歴などを述べられたのですが、

それがなんとも異色でした。

50歳までは銀行員をされていたそうです。


お父様は久邇宮家の第三王子。香淳皇后の弟にあたります。

青蓮院は門跡寺院ですからね。


世襲を認めていない天台宗の規則を変えて

今の門主を後継にされました。



規則を変えてでも…の天台宗の柔軟性に

酒井雄哉大阿闍梨のお話しを思い出しました。


酒井雄哉大阿闍梨について、

ご存知の方は大勢いらっしゃるとは思いますが、

夢一乗さんのブログでは〝仏教がどんなものかまったく知らなかった〟絶望の人生を歩まれていた頃からの酒井大阿闍梨を詳しく知ることができますニコニコ








続きます。