近畿36不動
第三十一番
大峯山(おおみねさん)
龍泉寺
真言宗醍醐派
門の外回りにも数々の石碑があり、
独特の雰囲気漂います。
大峯山は言わずと知れた
修験道の聖地でございます。
役行者さまが白鳳年間、大峯山で修行中、洞川(どろがわ)に下って泉を発見し、八大龍王さまをお祀りしたのが、ここ龍泉寺の起こりとされています。
けれど、大峯山という名の山はありません。
一般的には大峯山寺のある山上ケ岳を指します
大峯山寺は阪堺役講(はんかいやっこう)と呼ばれる信者さんの集まりがその鍵を管理し、護持院という五ヶ寺が守ってられます。
そのうち四ヶ寺は吉野山にあり、
龍泉寺だけが山上ケ岳の門前町である洞川にあります。
扁額の文字が龍🐉
皇太子殿下行啓記念植樹いちいの木
なで石
いざ、お不動様のいらっしゃる本堂の中へ。
本堂の両脇には役行者の従者であった前鬼(ぜんき)・後鬼(ごき)の夫婦の鬼。
洞川は後鬼の子孫が住んだ里とされていて、
前鬼の子孫は下北山村の里に住んだとされているそうです。
本堂にはご本尊の弥勒菩薩さま、お不動様、弘法大師、理源大師、役行者さまがまつられていました。
中興の聖宝理源大師さまはとても親しみやすいお顔立ちでしただから現在は真言宗醍醐派(当山派)に属しているのですね。
似たような話をどこかで聞いた気がします。
続きます