ほーいさんは家に帰る途中、お宮に立ち寄りました。何となく、もう一度お宮のお水を飲んでみたくなったのです。


あれ?
ツンツンしていない。
ツキツキもない。

慌ててお店に戻り
こんなの売りたくない、でも捨てるのも忍びないと自分の目に触れないように冷凍庫に放り込んだケーキをかじりました。

ツンツンもツキツキもない、以前と同じ味でした。

あの味は何だったのかしら?

薫習の湖に誘われ、戻ってきた今となってはもう思い出せませんでした。