最新刊『バカとつき合うな』がバカ売れ中の西野です。

「ビジネス書」というジャンルにおいて、キングコング西野のビジネス書は、過去作も含め、かなり面白がっていただけている方だとは思うのですが、あれらは、出版の話が来てから書き始めているわけではなくて、日頃、どこかで言ったり、どこかに書いたりしていることを、出版の話をいただいたときにまとめているわけなんですね。

んでもって、僕は毎日オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』に“加筆修正して、いずれビジネス書に掲載する文章”を投稿しているので、ビジネス書なんかを買われる方にはオススメなのですが、とはいえ、どんなことが書かれているかが分からないと入会するのも億劫になると思うので、今朝は2018年10月16日にオンラインサロンに投稿した記事を、コチラに投稿しますね(*^^*)

オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では、こんな感じの記事を毎日投稿しています。
ご賞味ください。



勝ちたければ“魔女狩り”に遭え



おはようございます。
人類で一番最初にウニを食べてくださった方にキチンと御礼が言いたい西野です。

今朝、NewsPicksで梶原君が「バラエティー番組の『ひな段』は得意じゃないし、取り分が少ないので、『ひな段』には出ず、自分がキチンと戦えるところで戦う」とコメントしていて、どこか既視感があると思ったら、僕が13年前に言っていました。

ご記憶にあるとは思いますが(忘れたとは言わせませんよ!)、当時は、梶原君をはじめ、国民の皆様ほぼ全員が「芸人だったら『ひな段』に出ろや!」と叩いたものです。

そこの掌を返し感もひっくるめて芸人っぽいし、梶原君のことなので全力で応援させてもらいますが、「メチャクチャ遅せぇな!」という気持ちはあります。

梶原君に「YouTubeを本気でやった方がいいよ」と言ったのは、今から5~6年前。
当時は「は? YouTube?」といった感じで、まるで刺さりませんでした。

ちなみに、最近は『ひな段に出ない芸人』も増えてきて、さらには『知名度があるのにチケットの手売りをする芸人』も増えてきました。

BtoBからBtoC(テレビ局員にハマっていれば売れた時代から、お客さん一人一人に支持された方が売れる時代)に移行する中で、普通の頭で考えれば「ひな段に出ない」や「チケットを手売りする」という結論が出そうなものですが、当時は袋叩きに遭いました。

ところが、(これを自分で言っちゃあ世話ないんだけれど)「あれ、俺達が批判していた西野が、なんか上手くいっているぞ」となり、ここ1~2年で急激に風向きが変わり、皆、当時叩いていたキングコング西野みたいな活動を始めました。

まさに「石橋を叩いて渡れ」ですね。

当然、それだとスタートが遅くなる分、取り分も少なくなります。
なので、僕からのアドバイスとしては、「叩いている暇があったら、突っ込んでいけ!」なのですが、芸人ですら、あの調子なので、一般の方はなかなか難しいかもしれませんね。

もし、この先、一歩踏み出そうかどうか迷った時は、これからお話することを思いだしていただけるといいかもしれません。

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『魔女狩り』に遭うメリット
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外に一歩踏み出すと、決まって「村八分」や「魔女狩り」に遭います。
皆、それが嫌で、「村八分をする側」や、「魔女狩りをする側」にまわるのですが、経験者から言わせると、魔女狩りに遭った方がイイですね。

なるべく派手目に公開処刑された方がイイです。

公開処刑されて身体中から血をダラダラ流しているところを見せて、「外に飛び出すと、あんな目に遭うんだ。やめておこう」と思ってもらっている時間帯がチャンスですね。

皆は、外に飛び出したら処刑に遭うと思っているから、競合が誰もいません。
その間に、外の土地を一気に押さえちゃう。

その土地に種をまいて、水路をひいて、電線を通したら、まもなく人がやってくるのですが、その時には「賃料を払ってね」という状態になっています。

土地を押さえる為には、一番最初に土地に飛びつかなきゃいけないし、その時の競合を減らす為に、できるだけ『魔女狩り』に遭った方がいいですね。
ブルーオーシャンをブルーオーシャンにし続ける為に、『魔女狩りに遭っている自分』をシェア(リツイート)するぐらいがいいですね。

逆に言うと、魔女狩りに遭わないような挑戦は、取り分も少ないので、コスパが悪いっす。

迷った時は、このことを思い出してねー(*^^*)



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