ニューヨーク四日目。
今日は朝からラジオの生放送や新聞の取材など。


こちらに来て、はじめてホームレス小谷と会った。
昨日、丸一日連絡がとれなかったので、スマホでも落としたのかと思ったら、20時間寝ていたらしい。
海外に行った時に、「次は◯◯に行って、△△を食べて…」と、やたらとスケジュールを埋めたがる輩とは人間のスケールがまるで違う。

僕は小谷に比べると貧乏人で、時々ブロードウェイのショーを観に行ったりするものの、あとはホテルでせっせと執筆。
ニューヨーク滞在中に、次のビジネス書が一冊書けそうだ。

栗城さんの訃報は滞在先のホテルで聞いた。
彼が、同業者から「偽物だ」「登山家じゃない」「下山家だ」と散々言われていることは知っていて、僕も似たような扱いを受けているので、彼には共感を覚えていた。

また一緒に呑みに行って、スケベな話でもしたい。

彼との思い出や彼への想いをここに書くと長くなる。
長くなると切り取られて、歪曲されてしまうので、ここでは控えておくが、ひとつだけ。

いつだったか彼が言った「自分の山を登ろう」という言葉が耳に残っている。
登山家仲間や登山ファンから批判され続けた彼の人生が放った一言だった。

この言葉は大切に持っておこうと思う。
皆さんにも届くといいな。


ニューヨークの個展開催まで、あと1週間。
たくさん吸収して、日本に帰りたい。
ついさっき、オンラインサロンの方に、次に出すビジネス書の原稿の一部を公開した。
これから始まる明るい未来の話なので、興味がある方は是非。