羽生結弦選手のエキシビションで有名になった「星降る夜」。原曲は、サンサーンスの「動物の謝肉祭」という組曲の「白鳥」ですよね。ピアノとチェロの優雅な曲で、ピアノの響きは白鳥が水面に描く輪、チェロは白鳥の優雅に泳ぐ姿、と小学校の音楽の先生が教えてくれました。
バレエの「瀕死の白鳥」も、この音楽でしたっけ。小さい頃からなじんでいたメロディーが、男性コーラスになるとこんなにも雰囲気がかわるのだ、と驚きです。イル・ヴォ~ロでしたね。で、なんで「白鳥」から「星降る夜」になったのだろう、と不思議です。
まあ、発想のすごい人というのは、そうなんでしょうが、あの波紋を表すビアノの音が、静かに降るように輝く星の夜へと導いていったのでしょう。想像の力って、すごいですよね。サンサーンスは白鳥の泳ぐ姿から音へ、その音楽から星の夜へと、どんどん広がりますね。
考えてみると、ダビンチが空飛ぶ鳥を見て、翼があれば人間も飛べると思った。ニュートンが落ちるリンゴを見て、地球の引力を想像した(これは今では、否定されてますが)、なんでも発想って、とんでもないことなんですよね。そんなことあるかー、的な。そんなこともありよ、ということですね。
どんなこともありよ、と。でも、日常、ありきたりのことばかり考えて行動しているので、そこに安住している自分がいます。ここなら安全、みたいなところで座り込んでるっていうのか。柔らかくてジャンプ力の強い頭脳は、お勉強ができるということとは、また別なのですね。て、どっちもダメなんですけど。

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