カレーを一晩寝かせてるんだけど、夜泣きがひどいです -2ページ目

カレーを一晩寝かせてるんだけど、夜泣きがひどいです

テントセン西村ユウヤのオフイシャルブログなのです





安心感のある食事に見えますが・・・



最近の日本の「食」は危ないと言われている。


緊張感を持たせてしまう書き出しであったが、あながち間違いではないのである。僕が毎日何も考えずにアホみたいな顔をしてご飯を食べているのは日本の食が安全だからだ。

 

しかし、群馬県の食品工場から製造された冷凍食品から農薬「マラチオン」が検出された事件がある。事件うんぬんは抜きにして疑問がある。

「マラチオン」って何ぞや?

調べてみたところ、マラチオンとは接触性の殺虫剤として、農耕地のアブラムシ ハダニ カメムシ などに用いられる他、ゴミ埋立地などのハエ の駆除や、動物用医薬品 としても使用されているそうだ。

そこで初めて知るマラチオンの怖さ。殺虫剤食ってるのと同じじゃないですか。

さらにはマラチオンは体重1kgあたり0.02mg摂取すると吐き気や頭痛を伴うそうです(ウィキペディア参照)。

僕の体重は62kgなので1.24mg摂取すると危険な状態になるみたいです。これは危険だ。

 

こうやって調べないと初めて聞く物質への耐性がつかない、僕理系じゃないし。

ということはまだ周りには危険な物質が潜んでいるのかもしれない。いや、呼び名を変えれば危険な物質に錯覚するであろう。

 

 

■ということで料理します




おはようございます。



やけに前置きが長くなってしまいましたが、今回の企画は身近にある調味料を農薬っぽい名前に変えて食の安全について見直すというものです。

理系の知識がない僕にとって、身近な調味料といえば、塩である。





みんな大好き、塩。

 

 

塩は「塩化ナトリウム」と呼ぶと中学校の時に習った気がする!

しかも塩を多量に摂取すると高血圧や腎臓病、心臓病を引き起こす要因ともなる。身近にある危険な物質だ。今回はこの塩を「塩化ナトリウム」と呼び、危険な物質のように調理を進めていく。




これから料理します(ねむい)。





■塩ってしょっぱい



休日の朝。昨晩まで新年会で飲み疲れていた僕を待ち受けていたのは「塩化ナトリウムを食う」という拷問だ。最悪の目覚めだ。

日本人なら飲んだ次の日は和食がポピュラー(自身調べ)なので、寝ぼけ眼で朝食を作る。塩化ナトリウムたっぷりの。

 

 

 



まずは白菜を、






芯と外葉に分けて、




一口サイズに切ります





それを袋に入れます



まず1品目はシンプルに白菜の塩もみを作っているのですが、ここは「白菜の塩化ナトリウム漬け」と命名しましょう。一気に緊張感のある料理になってきたぞ。

 

 

 



ここで塩化ナトリウム登場!



普段はみんなから必要とされる塩も、塩化ナトリウムと名を変えれば恐ろしい粉状のものになってしまう。写真からも塩越しの僕の表情も狂気に満ちてきた。



塩化ナトリウムを混入させます。





もむ!


塩化ナトリウムをまとった白菜。




白菜の塩漬けをこんなに長く取り上げるるとは思わなかった。

塩化ナトリウムとしての可能性を感じた瞬間でもある。

味見してみることに。





る恐る味見(塩漬けなだけなのに





んん?








しょっぱい!




塩化ナトリウムで揉みたての白菜はしょっぱかった。まだ味が浸透してなかったのだろう。もしもこれが即効性のある毒物だと今頃タウンページで大きな病院を探しているところだ。よかった、塩化ナトリウムで。命拾いした。

揉んでしばらく放置すると白菜から水分が出るので、それを捨てるとようやく食べなれた味になる。





■味噌はどうすか


 

塩と同じくして味噌も塩分が豊富。というより塩と麹で作られているので主成分と言ってもいい。主犯格でも可。

とにかくせっかくの塩化ナトリウムフィーバーだ、味噌にも友情出演していただきたい。

そして数年後の僕の体は蝕まないでほしい。





沸騰したお湯に






白菜を投入。





薄々気づいている方もいるかもしれないが今まで登場した食材はまだ白菜しか出ていない。冷蔵庫に白菜しかなかったのである。冬って野菜高いじゃないですか。






味噌いれます。




塩化ナトリウムと麹の化合物、味噌。これを煮えたぎる白菜の中へ溶かし入れる。

ぜひこの文章とか飛ばして呼んでいる方がいれば、できれば最初から呼んでほしい。写真だけ見ると普通の和食作ってるだけなんだから。





■農薬が入ってそうな料理完成




写真撮りながら料理を作りだらだらしていると朝食作るだけなのに2時間もかかってしまった。料理作って満足してしまったので体にムチ打って食べてみることに。

 

 

 



これが完成品。

右上・白菜の塩化ナトリウム漬け

右下・白菜の塩化ナトリウム水溶液

左上・鮭の塩化ナトリウム焼き

左下・ごはん





うわぁ、である。普通の和食、どこにでもありそうな朝食なのに塩を塩化ナトリウムと表記するだけで一気に化学の匂いがする。食欲が2割落ちる。そんなダイエットもいいなと思った。

でも堂々と「塩化ナトリウム」と表記するのはどうだろう。もっと注意喚起する方法はないのかと考えた結果がこちらだ。


 

 

 



※この料理には塩化ナトリウムが混入されています

 

 

リアリティーが増した気がする。「混入」といわれると人は警戒する。それが塩化ナトリウムであってもだ。写真のごはんだけがおいしそうに見えてしまうのも不思議ではなくなる。でも腹減ってるので食べるけど。

 

 

 

 



毒見!







うまい!




そりゃうまいだろう。中身は普通の和食だ、ためらってる時間がもったいなかった。「白菜の塩化ナトリウム漬け」はシャキシャキとした触感が楽しく塩気も絶妙だ。水溶液も日本の味でとても落ち着く。気まぐれで鮭を取り出したのも正解だった焼きながら塩化ナトリウムを振り掛けるとなぜかお腹が鳴る現象が起きた。体は正直だった。

 

 

 

■まとめ

おそらく今後将来の為にならない企画だなと思った。実際塩を塩化ナトリウムと表記しただけで飯を食っているだけでした。もし毒物が混入していた場合は病院を探してください。しかし塩は偉大だ。塩化ナトリウムを塩と短縮した方に何かを贈りたい。だって塩化ナトリウムより塩の方がおいしそうに聞こえるんだもん。

 

 

 



良かれと思ってキムチを取り出してきたが、ここにも白菜・・・

浸透させます(揉みこみます)。