徒然草 -2ページ目

徒然草

お花の写真や、病院のお知らせなど

今晩は。

 仕事しているとエアコンが効いていてわからないのですが、今日は午後から休診。なので20日締め「給料計算」して、お日様のある内に帰ったら、外気の暑いこと。

 たまらず「扇子」であおいでおりました。扇子と傘はいつも鞄に入れておりますので助かりました。

 15日は墓参りに行ってきましたデス。天龍寺の「蓮(はす)」がきれいに咲いておりましたのでアップしておきます。お墓を掃除していたら、知らない「雲水」さんに「こんにちわ!」と挨拶されました。気持ちが良かったです。 >^_^<

 

 

 相変わらず「コロナ患者」は毎日のように出ております。患者本人の後遺症予防のため、そして高齢者やリスクの高い人たちに移さないように、当院では全員コロナの特効薬を服用していただいております。

 4月から特効薬も3割負担で高額になりましたが、今のところ拒否する方はいません。

 また、日本は既に全統計を取るのを止めてしまいましたが、世界的には「コロナによる死亡者数は激減している」との専門家の講義が先日ございました。

 その専門家は予防接種の意義を強調しておりましたが、既に明らかなように「変異が素早くて予防接種に感染抑制力は乏しく(但し重症化リスク低減効果はありそう)、また免疫力を維持する期間も短い」ようですから、秋冬に始まると言われている予防接種は高齢者など重症化リスクのある人達だけにして、「もしコロナになったらできるだけ早く、そして必ず特効薬を服用する」ようにするほうが、宜しいのではないかと私自身は考えております。

 ちなみに、今のところ特効薬による副作用らしきものは当院では一人も出ておりません。

 

 また「夏型感染症」に注意して、特に食べ物には気をつけてください。今日も昨日に生肉(牛)を食べて、おそらく「サルモネラ感染症」であろうと思われる患者さんがおりました。それから「体部真菌症」も出ております。皆様、暑い季節には食べ物、飲み物、身体の清潔保持などには特に気をつけましょうね。

 

 明日も午前と午後に剣道の稽古がございます。熱中症には充分注意して日曜日を楽しみたいと思います。体力が持つかどうか、ちょっと心配になってきております。

 大丈夫かな〜  ^_^;

 

 

今晩は。

 人それぞれに休日の過ごし方はあろうかと思いますが。私の場合「書道三昧」「読書三昧」といえるでしょう。剣道のほうは本日午前中に行ってまいりましたが、ほんの三人ほど地稽古しただけなので、汗もかかずに戻ってきました。

 

 さて本日は、気づかぬうちに「風蘭(ふうらん」が終わろうとしていたのでアップしておきます。

 

 

 そして「アジサイ」ももう終わりのようです。

 

 

 読書と申しましても分野はさまざまです。「テルマエロマエ」で有名なマヤザキキリさんが推奨している、通称「ラテン語さん」が書いた「世界はラテン語で出来ている」は大変ためになりました。そう言われれば車の名前から日常品までラテン語だらけなのには、正直驚きましたデス。

 

 それから漫画ですが坂口尚(さかぐちひさし)さんの「あっかんべえ一休」の大判復刻版、全4冊も圧巻でした。さすがは「アングレーム国際漫画祭、遺産賞受賞作家」でした。最後に「参考文献」が山ほど書いてあるのですが、参考文献なんてあげている、こんな漫画は見たことがありませんでした。まるで司馬遼太郎の小説みたいな感じでした。

 

 とにかく、休日は自分のやりたいことをして過ごすのが一番ですね。あと一日しかありません。晴れていれば墓参りにでも行ってきます。 それから、サックスも忘れないように吹いておきましょうかね。

今晩は。

 今朝仕事前の時間帯に、「ラジレス」の輸入販売をしている会社から緊急の電話が入りました。「ラジレス」の販売を、現在の在庫が尽きるまでと致します。」とのことでした。

 

 「ラジレス」は高血圧の中でも「高レニン性(腎性)の二次性高血圧」の患者に必須の降圧剤で、特にレニン活性が3.0以上の患者さん達にとってなくてはならない薬ですが、日本の薬価があまりにも安いので、(円安つまりは日本の通貨の価値低下)の影響もあって、アメリカの会社としては、今後は日本には輸出販売しないと決めたようです。

 

 現在、日本の販売会社が抱えている在庫が尽きるのは推定で来年3月頃だそうです。「ラジレス」はアメリカの製品で、特許権はアメリカの製薬会社が持っており、残念ながら日本には「ジェネリック」すらございません。(×_×)

 

 当院でも数人の患者に使用しておりましたが、来年3月をもって供給停止されてしまうことになりました。これでこの方達の血圧を下げる薬の唯一の手段がなくなります(問題のある腎臓を摘出して人工透析に切り替えれば、理論的には降圧できますが・・・患者の負担が大きすぎです)。

 

 現在の医師会では混合診療(保険診療と自由診療の混合)を認めておりませんので、その患者達をどうしていけば良いのか、頭を悩ましておりますル。今後こういったケースがぼちぼち増えていくだろうと推察致します(薬価を下げ続ける限り続く)。

 

 やはり、今後「自由診療」ないし「混合診療」への流れは止められないような気が致します。

 

 院長

 

 ちなみに「メインテート」というβー遮断薬(べーリンガー社製)がありますが、3種類の容量(0.625mg錠 2.5mg錠 5mg錠)の錠剤があり、これまでは当然それぞれ別々の薬価でございました。

 

 それがジェネリックの「ビソプロロール」になりますと、すべての容量の錠剤が同じ10.1円になります。最小の容量と最大の容量では、原材料費が8倍という開きがありながら、すべて同じ値段という、普通では考えられない値段設定(薬価)なのであります。

 

 と言うことはジェネリックメーカーも今後は、材料費が抑えられる最小の容量のものしか製造しなくなっていくような気がします。8錠使えば保険審査で切られますから、医師はせいぜい0.625を2錠までしか使えないことになります。

 

 一体厚労省は、どうしてこういう薬価にしたのか?不思議です。 

 

 「医療費抑制の大号令の元」いかに「国の財政を守るため」とは云え、私には「無理をしすぎているなあ〜」と思えてなりません。

 日本という国は、もはやそこまで追い込まれており、財務省としては「国民からどう思われようと日本を再建するんだ」という強い意志を持って、今は悪人になりきっているのかもしれませんが・・・これは、あくまで推測の域を出ません。これが無知ゆえだとしたら罪は重すぎです。

 

 しかし結果として、きっと日本の製薬会社の研究・開発・創薬の「モチベーション」や「パワー」も、今年10月に迫っている「ジェネリックへの全面切り替え(本物を使うと患者負担が増えるシステムになる)」で確実に削がれて行くことになるでありましょうし、こうまでして財政再建を成し遂げたとして、そのあとに日本に何が残っている事になるのでしょうか?

 

 「田舎の半ボケ老医師」としては、真剣に心配しておりますル。

 

(+_;) どうなるんかいのう・・・。