将来なりたい職業がはっきりしている子どもであれば、受験勉強に対して迷ったり疑ったりしません。例えば、医学部志望の生徒の多くは、別に受験勉強が好きなわけでも嫌いなわけでもなく(面倒なものだとは思っているかもしれませんが・・・・)、われわれ大人が生きるために働かなくてはならないのと同じように、仕事としてやっているようにさえ見えます。個人差はありますが、出来るだけ要領よく、最高の結果が出せるように・・・
以下、生徒の意識レベル別にいくつか事例を挙げてみました。
(意識レベルSの生徒の事例)
「将来は父親のような医者(弁護士)になりたい。地元の○○大学医学部(法学部)に行きたい」
父親のような・・・地元の・・・というのが具体的でいいです。目標が明確です。医学部の難易度など問題ではありません。確実に合格します。
(意識レベルA)
「英語がペラペラになりたい(仕事に使いたい)。○○大学外国語学部に行って留学もしたい」
英語の習得だけが目的ならば必ずしも大学は必要ありませんが、動機としては十分でしょう。
「○○大学の演劇部に入りたい。将来は絶対に役者になりたい」
親としては心配ですが、動機としては素晴らしいです。とりあえず応援してあげましょう。
(意識レベルB)
「将来何になりたいかはまだ良く分からないが就職が心配。憧れの○○大学に行きたい」
一応行きたい大学はあるみたいですね。あとは動機づけをしっかりしましょう。
「日本史(英語)が大好き。出来れば○○大学の文学部で歴史(英語)を学びたい」
一見良さそうですが、マニアックな問題にハマりすぎて受験が疎かになる可能性があります。
ほどほどに・・・特定の科目が好きという生徒は、意外と受験勉強には向かない場合があります。
(意識レベルC)
「両親やおじいちゃん、おばあちゃんの喜ぶ顔が見たいから頑張る」
気持ちはうれしいですが、気疲れしちゃいそうです。子ども自身の将来の目標が必要です。
「大学受験についてはあまり意識したことがない。ただなんとなく将来が不安だから大学は行きたい」
このように感じている生徒は多いです。情報不足が認識不足に拍車をかけている可能性が大きいのですが、回りの友人に流されていることも考えられます。いい機会を見つけて子どもとしっかり話し合いましょう。
(意識レベルD)
「将来何になりたいかは分からない。親が大学へ行けとうるさいから」
いくら教師や親が熱心でも成果は出ません。時間をかけてよく話し合うことが必要です。
(番外:意識レベルS)
「将来は一流の料理人(芸術家、スポーツ選手など)になりたい」
大学に行く必要はありません。