第７話
・全然分からない、それ。そっかー分かった！これがマリッジブルーってヤツなんだ。（はい！？）結婚を目前に控えた女性なら、誰もが１度は陥るジレンマよ。
自分が選んだ人よりももっと凄いお金持ちが、この世にいるんじゃないかって迷ってブルーになる・・
こういうときこそ、合コン、合コンだ
・死んだ父から託された、母にとってかけがえのない店なんです。僕にとっても・・あのお店は、お金にはかえられないんです。父が残してくれた、たったひとつのものだから。
・母さんごめんな。父さんの店潰したの、俺だ。
俺みたいなのが、息子じゃなきゃよかったのにな。
この間、言われちゃったんだ。
あんたは数学から逃げ出した、意気地なしだって。
その人、俺のこと大嫌いなんだけどね。でも図星だった
父さんが死んだとき、これで数学から逃げられるって思った。
日本に帰って魚屋をやればいいんだって
中途半端に逃げ出す自分に、そうやって言い訳してた
そんな俺に父さんの店、継ぐ資格なんてなかったんだ
だからこんな事になっちゃって・・
何をやっても中途半端で・・・
父さんと母さんの大事な店まで潰しちゃった
本当にごめんな かあさん
・桜子、お金は大切なものよ。お金があれば辛いことも悲しいことも、忘れられるかもね。でもね、桜子。お金よりももっと大切なものがあるの。
世界中のどこにも売ってない、大切なもの。
きっとね、みんな生まれてくる前からそれを探しているの。
お金じゃ買えない、たったひとつのものよ。
・やっぱり貧乏でも、真面目に生きてればいいことあるんですよね。
信金とみんなの好意のおかげですよ
捨てる神あれば拾う神あり、ですか・・・
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