オーストラリアから古いパナソニック製の
オーディオの修理依頼がありました。
以前、ワシントンDC在住の日本の方からの
依頼を受けたことはありましたが、海外の方から
の依頼は初めてでした。
事前連絡もなく翻訳された修理依頼書が同封されて
送られてきました。
幸いに修理は可能でした。
今回はイタリアのメーカーでモスコニのパワーアンプの
事例です。ちょっと変わったデザインのアンプですが
フロントRCHのみ音が出ない症状で入荷しました。
海外ブランドの場合、回路図面等が入手できないため
経験と勘に頼るしかありませんが、1年ほど前にモスコニ
国内輸入発売元から国内で発生した故障品の修理依頼
の相談があり、回路図面及び部品の提供もできるとの事
でしたので受けることになりました。
大まかな部分での故障は回路図面なしでも解析は可能
ですが、細部の故障になると図面なしでの解析は至難の
技です。経験と勘+図面があれば鬼に金棒、今回は細部
の故障で米粒1個ぐらいの小さい部品の不良を見つけて
修理完了しました。