こんにちは、副部長の天野です。
12月20日、都立富士高校で行われた中央大会の茶杓作りに参加いたしました。
とても良い経験となったのでここに共有させてください。
茶杓の元となる竹は「煤竹」というものを使いました。
小刀の代わりに小さなカンナを使い、櫂先(かいさき、お茶をすくう部分)から節下に向かって削っていきました。力を入れすぎずリズム良く削れるようになるまでには少し時間がかかりましたが、上手く出来るようになるととても気持ちよかったです。
櫂先は紙やすりを使って削りました。櫂先には丸形や一文字形(いちもんじがた)、剣先形など様々な形があり、私は丸型を作りました。
ここで櫂先を少し欠けさせてしまいましたが、指導してくださった講師の先生は
「沢山使っていくうちに良い表情をするようになるよ。」
とおっしゃってくださいました。大事に、たくさん使っていきたいと思います。
最後に艶出しとして胡桃を利用しました。胡桃を茶杓に擦り付けティッシュで丁寧に拭き取ると綺麗な艶が出ます。今後もティッシュで擦っていくとより良い艶が出るそうです。
完成です。銘は「東雲」にしました。
このお茶杓を使いお客様にお茶をお出しする日が楽しみです。
(追記)
部長の和田です。
この日は他にもZoomで各学校も本会場を繋いで行った研修会などがあり, 他の部員たちもそちらに参加してくれました。2年生は用事があって参加できず, 1年生だけの参加でしたがとてもスムーズによくやってくれたようです。お疲れ様でした!
会計担当の1年生が新しいお茶碗や平棗などを購入してくれたので, そちらもそのうちTwitterなどで紹介していきたいと思います。



