以前からブログfriendsのめぐさんから、広島に来たらあたごやさんというお店のお好み焼きを召し上がってみてください!とのお声を頂戴しておりましたが、この度ついに!!!お約束の地へとやって参りました~~~~
広島駅から東口の高層ビルが立ち並ぶオフィス街を進むこと約15分 なんとも昭和レトロのお店「あたごや」さんへ到着~~。
近隣には愛宕神社が建立されており、かつては火事が多かった地域なのかな?っと連想しつつ早速お好み焼きを頂きました
店内はホント!昭和レトロチックで、かつて秋葉原によく食べに行っていたラーメン屋さんみたいで懐かしい感じがしました。
いや~~確かに美味しい~~。麺がトロッとして具材が他店とはちょっと異なって癖になりそうでした!
これでめぐさんとのお約束が果たせたとホッとしながら、カープの応援へとマツダスタジアムへと向かい声を枯らしながら応援!
お昼に大きなお好み焼きを食べたというのに、ここでも名物のカープうどん(全部のせ~~)を完食←だから太るんだよ!
マツダスタジアムは家族団らんで食事が出来る思考を凝らした様々な席が用意されており、それぞれのご家族がそれぞれに楽しそうに食事しながら笑顔で観戦している光景をみてとても感慨深く、「そうか~。食事の重要性って、何も栄養云々って学問的な知識ではないことを先人は今も伝えているんだよな~」っとふと思ったのでした・・・。
広島もそうですが、皆様がお暮らしの地域でも多くの外国人観光客のお姿を見かけると思います。
その姿は国それぞれに異なっています。
それってなぜでしょう?当たり前ですが、生まれた地域の気候風土に順応出来るように進化したからです。
では、その姿を形成するもっとも大きな要素は何なのでしょうか?
それは、その地域の土壌からできた食べ物にほかならないのです・・・当たり前なのですが・・・(^^♪
ところで我が国の伝統行事の一つに「直会(なおらい)」があります。
直会とは、神社のお祭り行事の締めくくりで、季節の節目(春夏秋冬)、神様にお供えしたものを下ろして地域皆でいただく神事で、これが節目のお供えであることから「節供(せっく・・漢表記では節句とも書きますが同じ意味です)」と言うのです
神様が直接召し上がったお供えをいただく会であるから「直会」
地域の風土で生産された米や野菜を、これまた地域独特の風土によって構成されている自身の体に取り入れることによって、わたしたちはわたしたちの健康生活を保ち、それを次世代へと繋げる地域の存続を労働によって守ってきたのです。
直会は何も地域の精神的支柱である神社だけの行事ではなく、神様に供えた米や野菜をそれぞれの家に持ち帰って、これを調理するのが所謂「家庭料理」
これが家族皆がバラバラになって、一人はコンビニ・・・一人は外食・・・一人は・・・ってなってしまえば、地域の存続など考えることなく、精神的にも肉体的にも健康は崩れていってしまうのは自明の理だと思うのです・・・
何が何でも家庭料理を食べるのだ~~なんてことを先人はこれっぽっちも言ってはおりません。
だって、お祭り行事では必ずテキ屋さんがきて、外食するという文化はちゃんと残っているのですもん。
日本文化は極端を嫌います。
車のハンドルに遊びがあるように、なんでもかんでも偏ってはNGであることを先人は今に伝えているのです。
時に外食も大事ですし、外の世界を学び独り立ちすることはとても大事なのです。
だって、地域を守る「風土」とは、「土」は地元の民、「風」とは「よそから流れ込んできた文化」の意味です
都会にでてもいつか地元という「土」へと戻る「風」となり、直会の文化を守るという思いが多くの人々の心に戻ってきた時、再び家族団らんの食生活の灯火が過疎地域を再生させると期待してやみません