久しぶりにレンタルして来て映画を観た。
「コーヒーが冷めないうちに」。

「時をかける少女」と同じで「タイムリープ」の話だ。場所は喫茶店の中限定だが。

なぜだか一度死にかけて障害者になってしまってから、「時間を超える」映画を惹かれるように観てしまう。

石田ゆり子が、ミヒャエル・エンデの「モモ」を読んでいた。時間泥棒から町のみんなを守る女の子の話だ。この映画を作った人たちはきっと「時間」に惹かれ、導かれて作品を作ったのだろう。


「過去と他人は変えられないが未来と自分は変えられる」とは、関西大学の卒業式でキングコングの西野が言っていた言葉だが、

もし自分が会いに行くとしたら、いつの誰に会いに行くだろう?と考えてみた。

数年後、障害が治った時の自分と家族に会いに行きたい、と思った。

会ったら言うのだ。

「よく頑張ったな。」

そして家族には、

「よく見捨てないで一緒に頑張ってくれたな。」

まだ成果を出せていない「今」では言えない言葉だ。

そう、未来なら言える。

「意外と面白い人生だったな。」

〜コーヒーが冷めないうちに。

〜鼻腔に残る珈琲の香りのような
     あと味の映画だった〜