志村けんさんが新型コロナで亡くなった。
毎週土曜日の8時に、テレビの前に「集合」していた日本中の「全員」が衝撃と悲しみに見舞われたはずだ。
NHKのニュースで「アイーン」や「変なおじさん」などギャグが読まれるなんて、さすがのことだ。
「吉本新喜劇」と違う笑いを教えてくれた。
ダウンタウンの松っちゃんの
ツイートが揮って(ふるって)いた。
ご冥福をお祈りします。
日本中のみんなが泣いているのは、
「カラスの勝手」
ではない。
あれだけ人を笑わせた
「素晴らしいおじさん」は、
最期にこんなにも多くの人を泣かせた。
そして、煙草を吸ってきた人にとって、
いかにこのウィルスが怖ろしいモノか、を
教えてくれた。
「ウィルス」も「死」も、背後に迫っても、
目に見えないモノだった。
誰も「志村!ウシロー!」とは教えられなかった。
訃報に大きな喪失感を覚えたが、不思議と涙は出なかった。
おじさんに涙は似合わなかった。
笑って見送るから、
あっちで閻魔(エンマ)大王を涙出るほど笑わせてください。